新宿サザンテラスに日本1号店が上陸した「クリスピー・クリーム・ドーナツ」(渋谷区代々木2、TEL 0120-1072-89)は、オープンから1カ月以上経過した今も、行列が続いている。
テレビや雑誌などで取上げられたこともあり、店舗には平日でも人が絶えない。1月中旬の日中も、寒空ながら15分待ちの状態が続いていた。同社広報担当の神事さんは「オープン当初に比べ、オペレーションの不慣れな部分も解消されてきたが、それを上回る反響で嬉しい反面、お待たせして申し訳ない」と話している。
山梨県から大相撲観戦で上京、予定の電車を3本遅らせて購入したという60代の夫婦は「新聞で知り、観光がてら訪れた。幅広い年齢の人たちが並んでいてほっとした。一つは息子夫婦へのお土産」と話してくれた。お土産やグループでの購入も多く、一度に10ダース(12個×10箱=120個)購入する男性もいるという。
同社は、今後5年間で30~50店舗のオープンを予定しているが、「品質管理などを考慮しフランチャイズではなく直営店で店舗網を拡大していくため、当初の5年間は地方への出店は予定していない」(同社)とし、当面は首都圏を中心としたものになるという。店舗は「ドーナツシアター」併設が基本。
今後は、ドーナツの種類や「ハート柄ドーナツ」など季節限定の商品も充実させていく方針だという。