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プレスリリース

日本再生医療学会は「COVID-19治療を目的とした幹細胞移植に対する日本再生医療学会の考え方」に関する声明を発表いたしました

リリース発行企業:一般社団法人日本再生医療学会

情報提供:

この度、一般社団法人日本再生医療学会(東京都中央区、理事長:澤 芳樹)は「COVID-19治療を目的とした幹細胞移植に対する日本再生医療学会の考え方」に関する声明を発表いたしましたのでお知らせ申し上げます。


COVID-19治療を目的とした幹細胞移植に対する日本再生医療学会の考え方

 2019年末よりはじまったCOVID-19の世界的流行は現在も継続しています。患者の治療に向け、世界中で一日も早く治療法を確立すべく研究が実施され、さまざまな薬剤やワクチンの開発だけでなく、「幹細胞」が持つ能力を利用した治療法の臨床試験が開始されています。一部の報道では幹細胞の投与が有効性を示すとするものもありますが、現時点においてはその有効性は仮説の段階であり、科学的な合意がなされている状態ではありません。また、各国の規制当局が「有効である」と確認したCOVID-19に対する幹細胞治療はありません。

 一般に、企業や研究機関による報道発表や、患者へのインタビューといった主観的な情報をリソースとする報道では、否定的な内容が大きく発信されることはまずありません。加えて、肯定的な情報の一部のみを引用し、企業が自社製品を宣伝する場合もあり、幹細胞を用いたCOVID-19治療の情報についても十分な注意をもってあたる必要があります。日本再生医療学会は科学的および患者保護という観点から、自由診療として実施されるCOVID-19治療を目的とした幹細胞移植は支持しないことを表明します。

 ただし、科学的な観点では一部の幹細胞がCOVID-19の劇症化を抑制する可能性は、考えうるものであり、安全性や有効性を評価するために適切にデザインされた臨床試験によって幹細胞移植を評価することについては強く支持します。日本再生医療学会ではアカデミアとしてシーズの開発を行うのみならず、規制当局と協力し、安全性や有効性の評価方法や規制のありかたについて、さまざまな提言を行っています。また、条件付き承認の際に必要とされる市販後データベースの整備に注力するなど、再生医療等製品の普及加速に向けた基盤の構築に尽力しています。

 緊急事態における早急な治療法の確立が求められる中にあればこそ、信頼に足るデータに支持された科学的根拠に基づく治療法の創出を実現すべく、学会一丸となって尽力してまいります。
https://www.jsrm.jp/news/news-4968/


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