彩乃かなみ ソフィオ・アルモニコほか出演者
『ハプスブルク帝国の路~マリーとマックスの物語~』
宝塚歌劇団でトップ娘役を務めた彩乃かなみによる朗読と、古楽アンサンブルの生演奏が融合する新作朗読公演『ハプスブルク帝国の路 マリーとマックスの物語』が、東京・西麻布の音楽空間「霞町音楽堂」にて上演されます。
物語の舞台は15世紀末のヨーロッパ。政略結婚で結ばれたブルゴーニュ公女マリーと、“中世最後の騎士”と称されたマクシミリアン1世の愛と理想の人生を、情感豊かな語りと古楽の調べで描きます。
演奏は、古楽器でルネサンス音楽を再現するフルートアンサンブルソフィオ・アルモニコ。歌手望月万里亜、リュート奏者ルネ・ジェニス=フォルジャも迎え、時代の息吹を現代に蘇らせます。
歴史と芸術が交差する、新たな舞台体験をぜひご堪能ください。
公演詳細 https://ongakudo.tokyo/2025/06/29/soffioarmonico_mm-story/
ソフィオ・アルモニコ過去公演
■ハプスブルク帝国の路~マリーとマックスの物語~ あらすじ
神聖ローマ皇帝、そしてオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝として、数世紀にわたりヨーロッパの歴史に大きな足跡を残した名門・ハプスブルク家。中南米にまで勢力を広げたこの一族の出発点は、もともとスイスの一地方領主に過ぎない存在でした。彼らが帝国の礎を築く転機となったのが、15世紀末に結ばれたある結婚--それが、ブルゴーニュ公国の麗しき公女マリーと、後の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世となる若き騎士マクスとの政略結婚でした。
この婚姻は単なる同盟関係にとどまらず、深い愛情に支えられたパートナーシップであったと伝えられています。そして彼らの子孫が、後に「太陽の沈まぬ帝国」と呼ばれるほどの広大な領土と影響力を築いていきます。マリーはその美しさと気高い精神で知られ、現在のベルギーでは“悲劇のプリンセス”として今も敬愛の対象となっています。
本作では、この歴史の転換点とも言えるマリーとマクスの出会いと結婚、そしてそこから始まるハプスブルク帝国の物語を、音楽と朗読を交えて臨場感豊かに描き出します。ヨーロッパが近世へと歩みを進めた激動の時代に生きた若き二人の恋と運命が、500年の時を超えて今、よみがえります。
◆出演者コメント
・彩乃かなみ(朗読・歌唱)
この度、15世紀末ブルゴーニュ公国の「美しき姫君」と呼ばれたマリーと、ハプスブルク帝国の「白馬の王子」と呼ばれたマクシミリアン1世のお話を古楽のスペシャリストの皆様と歌手の方と共に、お届け致します
ルネサンスの調べに包まれて、私は語り手と歌で時の扉を開きます。
美しく厳かな劇場で、遥かなる時代へと旅するような贅沢な時間を是非、ご堪能くださいませ。
<プロフィール>
1997年宝塚歌劇団に入団。エトワールを数多く務め、2005年月組トップ娘役に就任。2008年7月宝塚歌劇団を卒業後、歌手・女優活動を開始。
主な出演作に、「マリー・アントワネット」、「Little Women~若草物語~」、「アニー」等があり、
近年は短編連続ショートドラマ「私はおばさんになっても」(ふくだみゆき監督)やNHK特集オーディオドラマなどにも多数出演。コンサートや動画配信など幅広く活動している。
https://www.kanamiayano.com
・ソフィオアルモニコ (器楽演奏)
人は古来より音楽と共に生き、音楽家たちはその時代のニーズや美意識に応じて作品を生み出してきました。現代では使われなくなった楽器や演奏法も、かつて人々を魅了したものなら、今の私たちにも響くはず--。そんな想いから生まれたのが、当時の楽器や奏法で作品を再現する「古楽」というアプローチです。「古楽×朗読劇」は、その音楽が生きた時代のドラマとともに楽しむ“音楽時代旅行”の試みです。ルネサンス期に流行した音楽を、当時のスタイルで復元されたルネサンスフルートにより奏でるアンサンブル「ソフィオ・アルモニコ」は、2008年の結成以来、絵画や舞踊、演劇とのコラボを通じて、古楽の魅力を広く届けています。シンプルな木製の笛が奏でる優雅な響きが、現代の私たちに500年前の美を語りかけます。
https://soffioarmonico.wixsite.com/my-site
◆上演台本・演出:保科由里子
『中世最後の騎士』マクシミリアン一世とその妻マリーが歩んだハプスブルク帝国の路を古楽と歌と朗読で綴ります。中世後期のヨーロッパ史を知らない方には初めての出会いを、知っている方には新しい発見をお届けいたします。お楽しみに。
<プロフィール>
日本大学芸術学部音楽学科卒業後、NY留学。約11年の俳優活動を経て帰国。2019年度Bigfoot Script Challenge Finalist受賞。朗読劇『君の膵臓をたべたい』(脚本・演出)、ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(翻訳・訳詞)、リーディングシング『Fショパンとリスト』(演出・作詞)、『World Musical Show Times The Concert』(構成・演出)等。
【公演情報】
■公演名:古楽器で聴く新しいルネッサンス歌劇
『ハプスブルク帝国の路~マリーとマックスの物語~』
■上演日時:2025年8月29日(金)~31日(日)全5回公演
2025年8月29日(金)18:00開場/18:30開演
8月30日(土)12:00開場/12:30開演 16:30開場/17:00開演
8月31日(日)12:00開場/12:30開演 16:30開場/17:00開演
■会場:霞町音楽堂
東京都港区西麻布4丁目2-6 B1
https://ongakudo.tokyo/
■出演者※敬称略
朗読・歌唱:彩乃かなみ
古楽器演奏:ソフィオ・アルモニコ(前田りり子、菅きよみ、相川郁子、野崎真弥)
リュート演奏:ルネ・ジェニス=フォルジャ
歌唱:望月万里亜
■主催:株式会社 霞町音楽堂
■共催:ソフィオ・アルモニコ
■HP:https://ongakudo.tokyo/
■Instagram:https://www.instagram.com/kasumi.ongakudo/
【チケット情報】
■料金: 8,000円(全席指定)
※枚数制限:お1人様各公演 1 申込のみ、最大 4 枚まで
※未就学児入場不可
■各種先行発売情報
・彩乃かなみオンラインコミュニティLeone
・霞町音楽堂Webサイト
■一般販売
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