新宿・渋谷など11のエリアで12月5日より、クリスマスデコレーションを施した「京王クリスマスバス」が運行される。企画は京王電鉄バスグループ(府中市)。
車体にクリスマスデザインのラッピングを施したものと、大型ステッカーを貼ったものの2種類、計20台が都内を走る。経路は新宿駅西口~渋谷駅。2~3台に1台、同バスを運行。車内もオーナメントやモールで飾るほか、始発と終点停留所には、BGMでクリスマスソングを流す。期間中の土曜・日曜・祝日とクリスマスイブ、クリスマス当日の日中には、サンタクロースに扮(ふん)した2人の乗務員が乗車する。1人は運転を担当し、1人は子ども向けにサンタのチョコを配る。
同社営業の玉野さんは「景気が冷え込むこの冬、バス車内から少しでもクリスマス気分を盛り上げたいと思い企画した」と話す。「乗り物が好きな子どもたちにドキドキ感、ワクワク感を運ぶ。期間限定の企画を楽しんで、バスに親しみを持ってもらえれば」とも。
期間中、同車内限定で配布するシール2枚を集め官製はがきで応募すると、絵本「バスでおでかけ」(ひさかたチャイルド)や京王バスオリジナルのバス型目覚まし時計が抽選で各20人に当たる。今月25日まで。
同イベントを機に、既存サービス「ちびっこ50円」の実施期間を拡大する。これまで小学生以下を対象に冬休みや夏休みに限定して実施したいたが、適用期間を土曜・日曜・祝日へ拡大。実施日には、同バスグループ内全路線バスの運賃が乗車距離に関係なく一律50円となる。