新宿で「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス展」-収蔵作品をまとめて展示

アンドレ・ボーシャンの作品「ラヴァルダンの城の前、丸いフルーツ皿に乗った果物と花々」©ADAGP,Paris&SPDA,Tokyo,2008

アンドレ・ボーシャンの作品「ラヴァルダンの城の前、丸いフルーツ皿に乗った果物と花々」©ADAGP,Paris&SPDA,Tokyo,2008

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 損保ジャパン東郷青児美術館(新宿区西新宿1、TEL 03-5777-8600)は7月5日より、「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス展」を開催する。同展では、同館が収蔵しているアンドレ・モーゼス作品22点を、13年ぶりにまとめて展示するとともに、同時代を生きたグランマ・モーゼス作品47点を展示する。

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 ボーシャンとモーゼスは、それぞれがフランスとアメリカの「素朴派」を代表する作家。同派はナーフ派とも呼ばれ、アカデミックな美術教育を受けず、独学で絵を描き始めた作家たちを指す。作風は素直で純粋なものが多い。両作家には、独学、遅咲き、日常の身近なことをテーマにしている、強力な支援者がいたなど、多くの共通点がある。

 ボーシャンの作風は、鮮やかな色使いと独特の構図が特徴的で、「現実味のないおとぎの国の風景のような印象を生み出している」(同館広報担当者)ものが多く、モーゼスの作風は、自分の住む土地の史記を詩情豊かに描きつづり、「穏やかで和やかな空気が漂う」(同)という。

 同館広報担当者は「両者がそれぞれの身近に存在し愛した対象から紡ぎ出した明るく美しい世界を楽しんでほしい」と話す。

 連動企画として、ボーシャンやモーゼスのぬりえで、自分だけの「オリジナル8月カレンダー」を作るワークショップ「夏休みカレンダーを作ろう!」を、7月19日~8月10日に行う。参加時間は11時~17時(参加締め切り16時30分)。

 開催時間は10時~18時(金曜のみ20時まで)。入館料は、一般=1000円、大学・高校生=600円、シルバー(65歳以上)=800円、中学生以下=無料。8月31日まで。

モーリス・ド・ヴラマンク没後50年記念特別展-作品の変遷をたどる(新宿経済新聞)若手アーティストの「選抜奨励展」-損保ジャパン東郷青児美術館(新宿経済新聞)損保ジャパン東郷青児美術館

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