歌舞伎町ルネッサンス協議会は7月10日、空き物件対策「喜兵衛プロジェクト」1号としてインターネットTV「新宿放送局」のサテライトスタジオ開局が決定したと発表した。
歌舞伎町ルネッサンス協議会は2005年、歌舞伎町を「繁華街の環境浄化対策」のモデルプランとして再生することを目的として、行政機関や歌舞伎町商店街振興組合など地元商店街、事業者、建築家の安藤忠雄さんら有識者を中心に発足されたもの。同プロジェクトのほか、環境美化対策「クリーン作戦プロジェクト」、地域活性化施策「地域活性化プロジェクト」、現状調査・まちづくり施策「まちづくりプロジェクト」を推し進めている。
プロジェクト1号となる物件は、シネシティ広場に面する「新宿TOKYU MIRANOビル」1階情報コーナーで、面積は2.8坪。従来は、映画の予告編をリアプロジェクターで上映している。同物件を所有する東急レクリエーション(渋谷区)の協力を得て、土曜・日曜・祝日の12時~13時、15時~16時、18時~19時に限り「新宿放送局」のスタジオとして稼動し、一般公開番組や収録を行うという。
新宿放送局は2005年11月、新宿発信のインターネット放送局として設立され、現在は靖国通り沿いの厚生年金会館近くに事務所を持つ。
今後は、サテライトスタジオを使用して、遠くにいる家族や友人にメッセージを送る「歌舞伎町からのビデオレター」や、愛の告白やプロポーズをする「ビデオポーズ」、「歌舞伎町スター公開オーディション」などの収録を行い、メッセージやパフォーマンスは新宿放送局サイトやアルタビジョンで放映するという。サテライトスタジオのオープンは、7月15日15時を予定。