新宿の5つの飲み屋街250店舗以上が参加する食べ飲み歩きイベント「新宿街バルウィーク2023」が10月10日、始まった。開催は4年ぶり。新宿や新宿御苑、四谷エリアのタウン誌「ジェイジー」の発行、新宿を中心としたイベントの企画・運営を手がけるH14（新宿区新宿1）が運営する。

　中止していたコロナ禍を経て、今回で5回目。ジェイジー編集部の松尾美咲さんは「コロナ禍で一時的に元気がなくなった飲食店街が、最近コロナ以前のにぎわいを取り戻しつつある。地域の方からも楽しみにしているという声を頂いているので、今回の開催を機に、さらににぎわいのある新宿にしていきたい」と期待を込める。

　会場は新宿西口思い出横丁、新宿三丁目周辺、新宿御苑前駅周辺、荒木町～舟町周辺、新宿ゴールデン街の5つの飲み屋街。約1カ月にわたって6つの街バルイベントを行う。イープラスで前売り券と当日券を扱うほか、各会場で当日券も販売する。

　イベントの口火を切るのは、戦後から続く昭和レトロな雰囲気が残る新宿西口思い出横丁。10月10日～12日に「思横秋祭り」を行う。チケットは、前売り＝3,300円、当日＝3,500円（各3枚つづり）。チケット1枚で1品＋1杯を提供する。

　15日には、新宿三丁目周辺でワインとイベント限定フードを味わう「WORLD WINE FES 新宿Vol.7」を行う。チケットは、前売り＝1,000円、当日＝1,500円。チケット提示で参加店でのチャージ無料、限定メニューを注文できる。開催時間は12時～16時で、「昼飲みを楽しめる」という。22日16時～23時には、同エリアで「BAR-HOP NIGHT2023」を開催。夜のバー文化に触れることができる。

　25日・26日には新宿御苑前駅周辺で「御苑秋バル2023」、28日には荒木町～舟町周辺で「荒木町・杉大門 秋祭り」、11月5日には新宿ゴールデン街で「新宿ゴールデン街 秋祭り」を行う。

　各イベントで参加店3店または5店をはしごすると、沖縄旅行やホテル宿泊券などが当たる福引きに参加できる。松尾さんは「街バルが開催される5つのエリアは、それぞれに表情が異なる。普段通っているエリアとあえて違うエリアのイベントに参加するのもお勧め。新宿の飲み屋街の開拓を楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。