漫画の世界に入り込んだような没入体験を提供する企画展「マンガダイブ」が7月28日から、新宿の「LUMINE 0(ルミネゼロ)」(渋谷区千駄ケ谷5)で開催される。
集英社(千代田区)とVR、AR、プロジェクションマッピングなどのテクノロジーを活用した制作やプロデュースを手がけるティーアンドエス(渋谷区)によるプロジェクト「集英社XR」が主催する同イベント。「週刊少年ジャンプ」などを発行する集英社が1999(平成11年)から毎年12月に開いてきた「ジャンプフェスタ」で2022年、「マンガダイブ」と名付けてお披露目した没入型漫画ミュージアムを初の大型企画展として前期と後期に分けて展開する。
会場内の周囲360度と床面の全5方向に映像を投影し、音響と合わせて各漫画作品の臨場感を表現する。上映するのは「少年ジャンプ+」で連載中の3作品。藤本タツキさんの「チェンソーマン」第1部から「チェンソーマンVS侍ソード」編を取り上げた作品では、原作のシーンを1つのアトラクションのように再構築している。
龍幸伸さんの「ダンダダン」を取り上げた作品では、主要キャラクターの魅力と活躍を各エピソードの名シーンを振り返る形で展開する。
遠藤達哉さんの「SPY×FAMILY」を取り上げた作品では、主人公の一人・アーニャの愛犬で「ボンド」が、家族の一員になるきっかけを描いた「ボンド編」に焦点を当てる。後期のみ。
上映時間は、前期=約30分、後期=約40分。作品上映エリアは入れ替え制で、1人1回のみ鑑賞できる。
物販エリアでは、ARアクリルスタンドや限定Tシャツなど、会場限定のオリジナルグッズをそろえる。
開場時間は10時~21時30分(最終日は17時まで)。料金は、前期が、一般=1,300円、高校生1,000円、中学生=600円、小学生=200円。後期が、一般=1,600円、高校生=1,300円、中学生=800円、小学生=300円。会期は、前期=7月28日~8月13日、後期=8月14日~23日。