クラフトビールとアジア屋台料理を提供するフードスタンド「Red.（レッドドット）」が6月29日、JR新宿駅新南口駅構内の「ニュウマン新宿」2階エキナカに期間限定でオープンした。

「Red.」の外観

　運営するShowcase Gig（渋谷区）会長の新田剛史さんは「新宿駅構内にこれまでになかった異国感を持った空間が出現したら楽しいのではないかと発想し、台湾料理を主体とする創作アジアンフードを選んだ」と話す。席数は16席。

　8時から11時まで朝の時間帯はスムージードリンクや、「シェントゥジャン（台湾豆乳スープ）」に「油条（揚げパン）」などを合わせた朝食メニューを提供する。スムージーは好みのフルーツを冷凍自動販売機で購入し、好きなベースドリンクと合わせて専用のスムージーマシンへセットして作る。タピオカやクコの実などのトッピングも用意する。11時から17時までのランチタイムはランチセット（790～980円）などを提供する。

　17時からのディナータイムにはクラフトビール店「BEER OLYN（ビアオリン）」（新宿区）が国内外からセレクトしたクラフトビールを提供する。「KUNISAWA BREWING」が製造する同店オリジナルのクラフトビールも用意し、バナナ、メロン、マンゴー、パイナップルの4種類のフレーバーを展開する。瓶のラベルは台湾人のイラストレーターShiho Soさんが、新宿を行き交う人々をイメージして描き下ろしたイラストをあしらう。

　料理はフランス料理店「クイーン・アリス」を経て渡仏、帰国後「ピエール・ガニェール・ア・東京」の料理長を務め、ミシュラン2つ星を獲得するなどの経歴を持つ入江誠シェフが監修する。メニューは「Red.特製まぜそば」や「スパイシー手羽唐揚げ」（以上790円）など。テイクアウトにも対応する。

　新田さんは「スタイリッシュなアジアンフードは新宿ニュウマンという高感度な女性客も多い立地に合うと考えている。クラフトビールは、現在マイクロブルワリーなどの高価格帯ビールがブームでファンが増えているが、駅構内で飲める場所はほとんどなく、需要があると考えた」と話す。

　夜は店内に設けたネオンやミラーボールを点灯し、クラブのような雰囲気を演出する。定期的にDJやアーティストを迎えイベントも行う予定。

　営業時間は8時～23時。10月15日まで。