新宿の「ハンズ新宿店」（旧東急ハンズ新宿店、渋谷区千駄ヶ谷5）が6月29日、リニューアルオープンした。運営はハンズ（新宿区）。

6階に設けた体験スペース「HANDS DO」

　1976（昭和51）年に創業した東急ハンズは2022年3月、ホームセンター大手のカインズ（埼玉県）傘下に入り、「新たなDIY文化の共創」を目指す。同年10月には、「手でソウゾウしよう。手でワクワクしよう。」を新たなブランドメッセージとして掲げ、コーポレートロゴはデザイナーの佐藤オオキさん（nendo）が手がける、漢字の「手」の字をモチーフに一筆書きしたようなデザインに刷新した。

　2024年3月までに全国各店舗の看板、サインを順次新たなロゴへ掛け替えていく中、同店のリニューアルは、最も大きな面積を有するハンズのフラッグシップ店舗として、初めて看板からスタッフの名札に至るまで全てのサインを一新。新生ハンズの魅力発信を目指す。

　2階から7階までのフロア構成も一新した。2階には「新しい文化の芽」と題したスペースを展開する。同店店長の後藤千夏さんは「まだ世に知られていないことやモノなど『文化のタネ』を見つけ、芽として育て、暮らしの中に根付かせていきたいとスタートしたプロジェクトで、流行の兆しやマニアックなもの、面白いことを当社ならではの目利き力と編集力を生かし、提案していく」と話す。

　第1弾として「BOTTO（没頭）」をテーマに、「生活瞑想（めいそう）」関連アイテムや、シンギングボウル、ヨガグッズなどを並べる。「普段あまり体験できない、瞑想体験できるメディテーションポットも置いている」と後藤さん。

　3階は「ヘルス＆ビューティー」、4階は「ステーショナリー、デザイン」、5階はバラエティーやトラベル、ペット、グリーンなどの関連商品をそろえる。コスメを実際に試したり、筆記用具と紙の相性を試したりできるようなコーナーを充実させる。

　「DIYツール＆マテリアル」と題した6階には各種素材を1万アイテムそろえるほか、今回新たに体験スペースとして「HANDS DO」を設置、日替わりでワークショップを行う。

　営業時間は10時～21時。