新宿ミロード(新宿区西新宿1)が現在、「モザイク通り」での思い出をイラストにした展示「MY MEMORIES ROAD(マイ メモリーズ ロード)」を展開している。
新宿ミロードは新宿駅に直結した大型商業施設で、20代の女性をターゲットにしたファッションやレストランフロア、新宿西口と南口をつなぐオープンモールのモザイク通りなど約120の専門店から成る。運営する小田急SCディベロップメント(新宿区)は現在、小田急電鉄、東京メトロと共同して「新宿駅西口開発計画」を進めていて、計画に伴い3月25日にモザイク通りの14店舗と、同エリアにある「モール2階」3店舗が営業を終了し、以降通行ができなくなる。
同展示は営業終了に向け、1984(昭和59)年の開業から38年間を振り返る企画として行う。昨年9月から10月にかけ、SNS上で両エリアでの思い出を募集した。集まったエピソードの中から7点をイラストレーター、さかがわ成美さんがデザインしパネルにしてモザイク通りに掲出する。
学生時代に友人と寄り道した思い出や、初めてのデートでイルミネーションを眺めた思い出などが寄せられたという。新宿ミロード販促担当の林那夏子さんは「通りで立ち止まってパネルを見ている方もいらっしゃる。イラストに対して『かわいい、ほっこりする、シュールですてき』といった反応のほか、『ラジオ公開録音を観覧したのが懐かしい』といった声が寄せられている」と話し、「モザイク通りの最後の時間を共有しながら、楽しんでもらえたら」と呼びかける。
3月25日まで。