見る・遊ぶ

新宿に「ハナミチ東京 歌舞伎町」 来年10月開業、大衆演劇場にフードコートも

「ハナミチ東京 歌舞伎町」完成イメージ

「ハナミチ東京 歌舞伎町」完成イメージ

  • 27

  •  

 喫茶「珈琲(こーひー)西武 本店」をはじめ、新宿エリアで飲食店の運営、貸しビル業を手がける新宿メトログループの三信商事(新宿区)が10月5日、商業ビル「ハナミチ東京 歌舞伎町」(歌舞伎町1)を来年8月に完工すると発表した。

「歌舞伎街劇場」の内観イメージ

[広告]

 場所は新宿区役所の真裏で、ビル全体が「和」をテーマに新宿の新たなランドマークビルとして、日本文化の発信を目指す。同社飲食事業部統括部長の青木智宏さんは「所有していたビルの建て替えを決めてから、どのような施設が新宿および歌舞伎町の街の発展につながるか考えてきた。入居に興味を示してくれたキーテナント候補の各団体と話を進める中で出合ったdotworks(ドットワークス)との縁から、大衆演劇の魅力に注目した」と話す。

 地下1階に核となる大衆演劇場「歌舞伎劇場」(固定椅子153席)が入る。「気軽に楽しむ伝統芸能」をテーマに、江戸情緒が感じられる芝居や和装の舞踊ショー、大衆演劇以外のイベントなども行う予定。青木さんは「山手線内唯一の大衆劇場となる。花道やセリなど本格的な舞台設備に加えて、大型のLEDビジョンも常設し、日替わりで上演する最新技術でショーアップした次世代型の大衆演劇を楽しんでもらえるのでは」と話す。

 1階はロビーと楽屋、カフェ、2階には新宿東口エリアで1964(昭和39)年創業以来手がけている「珈琲西武 本店」(約100席)を移設し、着物と和装のレンタルショップも設ける。3階は江戸の街並みを再現したフードコート(約110席)、4階はバーベキューテラスと個室、パーティースペース(約120席)を展開する。劇場はdotworksが、それ以外の階は三信商事が運営する。

 青木さんは「世界のエンターテインメントシティーを目指す歌舞伎町と、日本の伝統芸能である歌舞伎から派生し、娯楽性を重視した大衆演劇の親和性の高さに可能性を感じた。この関係性を軸に着想したことでビルのコンセプトが決まった。1カ所で江戸の衣・食・劇を体感してもらえたら」と話す。

 開業は10月1日を予定する(フードコートとバーベキューテラスは11月1日)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース