オープンキッチンを囲むカウンター席で中国料理が楽しめる「中国菜 jí tián(ジーティエン)」(新宿区歌舞伎町2、TEL 03-6205-5415)が6月30日、オープンする。席数はカウンター9席、テーブル4席。
コースで提供する料理の一部。右奥が茶棚で提供する前菜の盛り合わせ
新宿を中心に、炉端焼き居酒屋「絶好調てっぺん」などの飲食店を展開する絶好調(新宿区)が初めて手がける中華料理店。「ミシュランガイド東京2019」で「ビブグルマン」に選ばれたギョーザ専門店「餃子(ぎょうざ)マニア」などを運営するマニアプロデュース(渋谷区)と提携する。
絶好調社長の吉田将紀さんは「歌舞伎町は2007(平成19)年に、会社を設立して1号店となる居酒屋を出店した場所。魚介を中心にしたコースなど好評だったが、コロナ禍で西口エリアに店舗を移転した。今回改めて創業の地である歌舞伎町を盛り上げていけたらと思い、飲食業界の接客コンテストで入賞者も多く出す当社のサービス力と、マニアプロデュースの持つ業態開発力を掛け合わせて出店した」と話す。
料理や空間づくりを担当したマニアプロデュース社長の天野裕人さんは「コロナ禍だからこそさまざまな業界で互いの強みを生かしたコラボが生まれている。高級な食材を使った中華料理店は初めての試みだが、歌舞伎町でより新しいものを生み出せたら」と話す。
季節の食材を使い小皿に盛り付け提供する。メニューはコース料理1種(1万1,000円、ドリンク飲み放題付き)で、取材時は「酔っぱらい海老(えび)」「ピータン豆腐」「焼豚とブルーチーズ」など6種を茶棚に載せた前菜のほか、「よだれ牛」「餃子マニアの焼き餃子」、北京ダックや気仙沼のフカヒレを使ったものなど11品。21時以降はアラカルトメニューも用意する。薬膳を使ったドリンクのほか、利き酒師が日本酒とのペアリングも提案する。
「ギョーザはお客さまの目の前で自家製の皮を伸ばして包む。北京ダックも本場北京同様、皮だけでなくムネ肉、モモ肉も一緒に包み、自家製のテンメンジャンを合わせた。食器類はほぼ中国から輸入したもの」と天野さん。
吉田さんは「ラグジュアリーな隠れ家空間でキッチンのライブ感を楽しみつつ、ゆっくりとディナーを味わってもらえたら」と呼びかける。
営業時間は17時~23時。水曜・日曜定休。