新宿のライブサロン兼撮影スタジオの「カールモール」(新宿区新宿1)が現在、アーティストの創作活動支援を目的とした「第1回カールモールフォトコンテスト」を開催している。運営はジャパンソフトブレーンズ(同)。
1970(昭和45)年に創業した同サロン。現在は、かつてアコーディオン奏者として同店にもライブ出演していた小林宏美さんが店を引き継ぎ、バンドや弾き語りなど幅広いジャンルの音楽ライブ、トークイベントなどの催しを行ってきた。
50周年を迎えた2020年にコロナ禍になり、以前のようなイベントを行うことが難しくなった。譲り受けた店を守るため、創業当時のままのクラシカルな内装を生かした撮影スタジオとしての貸し出しを本格的に始めた。「スタジオ事業は今まで当サロンを知らなかった人にも店を知ってもらうきっかけとなった。今回のフォトコンテストは2年遅れての初めての50周年記念イベントでもある」と小林さん。
同スタジオで通常の使用料を支払い撮影した写真を公募する。収益はギャランティーとしてライブ出演したミュージシャンに還元する。小林さんは「SNSなどでコンテストへの反響がたくさんあったほか『面白そう』などの声ももらった。コンテストを自分の写真を発表する場としてもらえたら。入賞作品は店のホームページやSNSなどにもアップする予定なので、カメラマン、モデル、デザイナーの人など写真を通じて新たなつながりができたら」と期待を込める。
8月7日までに撮影した写真が対象。応募締め切りは8月15日。審査員による1次審査後、9月16日に最終審査としてファイナリスト5~7人の作品を同店に展示する。一般投票と審査員による審査で入賞作品を決める。