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新宿マルイで「推し活canコレクション」 老舗缶メーカーのカラフルな缶一堂に

ポップアップに並ぶ側島製罐のカラフルな缶

ポップアップに並ぶ側島製罐のカラフルな缶

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 カラフルな缶をそろえる「SOBAJIMA推し活canコレクション」が3月11日、新宿マルイ本館(新宿区新宿3)1階の「POP UP SPACE supported by BASE」で始まる。

上からラウンド缶、スクエア缶、ワーク缶

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 1906(明治39)年に創業したブリキ缶・スチール缶の製造・販売を行う「側島製罐(せいかん)」(愛知県海部郡)が、自社製品の「Canday(キャンディ)缶」を販売する。同商品は10年ほど前から、小売りなど企業向けに全16色展開で販売していたものだったがほとんど売れず、一部廃棄処分する予定でいた。同社の石川貴也さんが2020年11月、缶のことをツイッターに投稿したところ大きな反響があり、企業との取引も始まった。ユーザーからも「1缶で売ってほしい」という要望を受け通販サイトを立ち上げると、予想を超える注文数があったという。

 石川さんは「今までは1万缶作って1缶でも不良があると大きなクレームになっていた。個人向けに通販小売りをするようになってから、1缶届けるだけでも喜んでもらえるようになり社内の雰囲気も大きく変わった。一般缶メーカーが包装資材の受注製作ではなく、今回のように収納容器という形で実店舗販売するのは、これまでほとんど前例がない。業界としても缶の価値を高める新たな一歩になるのでは」と話す。

 会場では、A4サイズの紙や一般的なクリアファイルも収納できる「ワーク缶」をはじめ、小物の収納、焼き菓子の詰め合わせなどにも利用できる「スクエア缶」、丸い「ラウンド缶」、筒型の4形状、全16色以上を用意する。

 石川さんは「『カラフル缶=側島製罐』と認知されるようになってきたと実感している。缶はリサイクル率90%を超える優れたエコ商品。その魅力を伝えていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~20時30分。今月17日まで。

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