複合型飲食店「新宿横丁」が新宿の「ワモールトップスハウスビル」(新宿区新宿3)1階にオープンして1カ月がたった。
不動産事業を手掛けるテンワス(千代田区)が手掛ける商業ビルブランド「WaMall(ワモール)」の一つである同ビル。担当者は「多くのテナントや地域の人々によって成長できた大切なエリア。そんな当社にとって重要拠点である新宿に対して、これまでと同じ単なる物件の貸し出しではなく、当社として街を盛り上げる方法はないかと思った。より多くの方でにぎわい、来店客も増えると考え、『横丁』という形式を企画し開発を行った」と話す。
新業態4店、都内初出店2店の全6店舗が並ぶ。創業100年を越える「築地青空三代目」が新たに手掛ける「EDOMAE SS」は、豊洲市場「フジタ水産」の藤田浩毅社長が目利きしたマグロなどを、板前の児玉久志さんが握るすしスタンド。
「味の牛たん喜助」による牛タン専門店「牛たん牛串 ○串(きぐし、○は七の下に七七)」は、仙台名物の牛タンを串で提供する。1本から注文できるほか、「炭火焼牛たん定食」(1,200円~)などを用意する。ほかに、スダチやカボスなどのかんきつ類を料理のアクセントに使ったギョーザ店「名古屋コーチン鶏餃子(ギョーザ) マルキ」、焼き肉・ホルモンを提供する「焼肉ゲンテン ハラミとタン」が新業態店舗。
都内初出店の「KOBE YAKITORI STAND 野乃鳥」は、兵庫県の地鶏「ひょうご味どり/丹波黒どり」、銘柄鶏「播州百日どり/丹波赤どり」などを使ったメニューを提供する。「KOBE FarBreton(ファーブルトン)」はフランスの古典菓子であるファーブルトンを提供する店。「いちご&サワークリーム」や「サワークリーム&ピスタチオ」などの種類をそろえ、カフェコーナーでは焼きたてを楽しむことができる。
「幅広い年代のお客さまに、ランチや仕事帰りなどに利用してもらっている。横丁スタイルではあるが、屋内にあって小規模で移動がしやすいため、気軽にいろいろな食事が楽しめると好評」と担当者。
「どの店舗もカジュアルで心地よさを感じることのできる店内設計になっている。新宿で働く人、遊びや旅行で来られる人、さまざまな人に新しい横丁の形を体験してもらい、シーンに合わせて『和みの場』を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は各店舗で異なる。