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ルミネ新宿で「聴いて旅する幕の内 おととめし」 出雲の魅力を食と音で伝える

出雲地域の食材を使った「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」の弁当

出雲地域の食材を使った「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」の弁当

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 旅先の音や現地に暮らす人の声を聴きながらその土地の食材を味わってもらう体験型の弁当「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」の期間限定販売が11月1日、「ルミネ新宿 LUMINE1」(新宿区西新宿1)地下2階のポップアップショップで始まる。

現地の文化や暮らしの風景、食材にまつわるストーリーを伝えるオーディオコンテンツ

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 弁当を開発したルミネ(渋谷区)は、旅を通して日本全国の地域と人をつなげるプロジェクト「旅ルミネ」に取り組む。新潟県佐渡島や群馬県中之条町の食や文化を伝えるイベントなどを行ってきた。「聴いて旅する幕の内 おととめし」は新たな企画として5月、山形県最上地域をテーマに初めて提供した。

 最上地域をテーマに据えた弁当について、ルミネの鈴木麻吏杏さんは「コロナ禍でコミュニケーションのきっかけや手段として重要な役割を果たしていた食事の時間が減り、孤食も増加している中で新しい『聴食』体験を提案できたらと考えた。『現地でしか食べられないような食材を、背景を聴きながら食べることでより味わい深く感じた』『縁のない土地が身近に感じられた』と好評だった」と話す。

 第2弾となる今回の弁当は、前回に続き料理ユニット「南風食堂」を主宰する料理研究家の三原寛子さんらが共同で手掛ける。価格は1,200円。三原さんは「出雲地域に伝わるちらしずし『すもじ』をアレンジし、シジミだしとスパイスで炊いた焼きサバご飯をメインに考えた。出雲の生産者が作る食材を使い、干したアナゴの薫製や出西生姜(しょうが)で炒めたインゲン、カブの古漬け、ニンジンとビーツのマリネなど見た目も彩り豊かに、さまざまな香りや味わいを楽しめるように仕上げた」と話す。

 オーディオコンテンツはTOKYO FMと、ラジオドラマ脚本家の北阪昌人さんが開発した。北阪さんは「仕事中のランチタイムなどにも楽しめるような約20分の朗読ドラマ。神社の境内に響く音やしじみ漁の音、現地の人の声などを録音してきた。臨場感ある音を聴きながら一人一人が旅先の映像を紡いでくれたら」と話す。

 併せて、弁当に使った食材の生産者が手掛ける出雲の食材を自宅で手軽に楽しめる料理キット「旅のつづきBOX」も用意する。BOXは、「おうちですもじ体験」(3,600円)、「れんこ鯛のアクアパッツア」(3,980円)、「燻(くん)製穴子のライスバーガー&しじみ汁セット」(3,600円)の3種類。いずれもオンラインで販売する。送料込み。

 鈴木さんは「今後、出雲の人と交流してみたい人や、旅に行く前にリモートで地元の人や現地を知ることのできる『おうち旅ルミネ meets 出雲』をオンライン上で実施する予定。事前に郵送する現地の魅力に触れられるような品々を詰めた『旅じたくBOX』と共に交流を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~21時。11月7日まで。オンライン販売は12月5日まで。

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