日本各地の生産者が手掛ける野菜や果物などをそろえる「LUMINE AGRI SHOP(ルミネ アグリ ショップ)」(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5315-0835)が、ニュウマン新宿(渋谷区千駄ヶ谷5)2階エキナカにオープンして1カ月がたった。
LUMINE AGRI SHOPが提供するオリジナル弁当。写真は大豆ミートを使った野菜だけのキーマカレー(取材時)
運営するルミネ(渋谷区)は2018(平成30)年3月、「都会と畑を結びながら、食の出会いと学びの機会を作ること」を目指し「ルミネアグリプロジェクト」をスタート。JR新宿駅で定期開催した青果を中心としたマルシェ「LUMINE AGRI MARCHE」には、これまでに累計約10万人が来場した。
同プロジェクト初の直営店として開業した同店のコンセプトは「わたしの冷蔵庫」。マルシェで培ってきた生産者とのつながりを生かし、青果や米、みそやポン酢などの調味料のほか、オリジナル弁当、テークアウドフード・ドリンクなどを販売する。
ショップを担当する東島樹理さんは「お客さまからは『身近な場所で手軽に野菜が買えてうれしい』『近所のスーパーでは買えないような、珍しい種類の果物にも出合える』と好評。兄弟で煎餅を作る笠原製菓の「SENBEI BROTHERS」は数種類用意していて、おやつにも酒のつまみにも合うと幅広い年代に人気がある」と話す。
「創業170年以上の玉那覇味噌醤油(沖縄県)が米・麦こうじからすべて手作りし、昔ながらの木製のたるを用いて天然醸造で熟成させたみそやトレテスと共同開発した当プロジェクト初のオリジナルの弁当にも反響がある」とも。
「手土産にしたいというお客さまの声もあるので、手頃なギフト商品もそろえられたら。アグリショップは小さい店だが、これからもルミネスタッフが食べて感動した野菜や希少性の高い果物などを充実させていきたい」と意気込む。
営業時間は8時~21時(日曜・祝日は20時まで)。