「ルミネ新宿ルミネ2」(新宿区新宿3、TEL 03-6279-4347)にあるアメリカ・ポートランド発クラフトフード専門店「The Meadow(ザ・メドウ)」が初のオンラインショップをオープンして1カ月半がたった。運営はルミネ。
「ルミネ新宿ルミネ2」1階にある「The Meadow」外観
マーク・ビターマンさんが世界各地で出合ったものを集めた食のセレクトショップとして2006年に立ち上げた。2019年、アメリカ以外で初の常設店としてルミネ新宿に出店し、クラフトソルト、ビーントゥバーチョコレート、ビターズといった食品など約250点を並べる。
ホームページリニューアルに伴い開設したオンラインショップは、スタート時の約50点からアイテムを増やし、現在は同店で人気の塩など約75点を展開する。ルミネ事業推進部海外事業マネジャーの山口明美さんは「コロナ禍で生活様式が大きく変わり、ステイホームで店頭にお越しいただけない方などに気軽に購入してもらえたら。これまで来店が難しかった遠方に住むお客さまからも注文をいただいている」と話す。
商品ラインアップは、塩田の中で最初に結晶したものだけを収穫し、カリっとした食感が特徴の塩「Fleur de Sel」(Taster=864円、Bag=2,160円)、アルダー(スモーク材)で冷薫した塩「Alaska Alder Smoked Salt」(Taster=2,160円、Small=2,700円)など海外の物のほか、「野菜をおいしく食べる塩 緑黄色野菜」(756円)、伊江島の海水をベースにさまざまな素材を加えて作ったタレを濃縮し結晶化させた「湧出の塩 だし塩」(972円)など日本の物もそろえる。
このほか、「メドウで出逢う塩」と題した連載コラム、マーク・ビターマンさんのブログを日本語で掲載する。
山口さんは「入荷するとすぐに売り切れてしまう輸入物の塩も再入荷し、在庫も充実している。今後は、ビーントゥバーチョコレートやビターズの販売、オンラインを通じたワークショップなども行っていきたい。商品を売るということにとどまらず、当店が大切にしている人と人のつながり、産地や生産者の思い、ものづくり、環境、好奇心、体験、学び、発見といったさまざまなストーリーを提供していきたい」と意気込む。