ストリートスポーツウエアブランド「adidas Originals」が、世界で初めての旗艦店となる「アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿」(新宿区新宿4、TEL 03-5362-8691)を新宿の東南口エリアにオープンして、間もなく1カ月半がたつ。
「アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿」の外観
ドイツのヘルツォーゲンアウラハにあるアディダスグローバル本社のアーカイブから、ビジュアルインスピレーションを得た「THE COLLECTION」をコンセプトに設計する。担当者は「過去のストーリーと未来のビジョンを併せ持つさまざまな瞬間を寄せ集め、時が止まったかのような空間を作り出している」と話す。
出店場所として「新宿」を選んだきっかけについて担当者は、「キーとなるコンセプト同様、日本を代表する街である新宿も、昔から前衛的なカルチャーを育み、『新・旧』『ビルと緑』といった対義語が交差している。日本人に限らず多くの人が行き交い、それぞれのダイバーシティーを認め合う、そんなコンセプトを体現したような街であることから出店を決めた」と振り返る。
3階建てで1階はメンズ、2階はウィメンズ&キッズ、3階はコラボレートコレクションを展開する。売り場面積は約510平方メートル。白を基調とした店内には、最新のコレクションと併せ、アーカイブのシグネチャーピース、コラボアーティストの作品を展示するほか、音楽の試聴などもできる。
「フロアごとに、アディダスと関係性が深く『東京の現代(イマ)』を創り上げている国内のクリエーターやアーティストとコラボレーションし、新宿が持つカルチャーの幅の広さや奥行の深さを表現した」と担当者。コラボレーションアーティストにはNIGOさん、田名網敬一さん、大竹彩子さん、古賀崇洋さんのほか、オープン記念限定Tシャツデザインも手掛ける西雄大さんらが名を連ねる。
「オープン以来、コアなファンの方はもちろん、トレンドやファッションに敏感なお客さま、新宿を拠点にするワーカーや近隣の施設で働いている方の来店も多い。特に3階に展示している最新のコラボ商品、アーカイブコレクション、アート作品は当店でしか味わえない世界観を体験することができ、反響が大きい。日本はもとより世界のハブとも呼べるような新宿で『カルチャーの交差点』として当店もハブとなれるような店づくりを目指したい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~22時。