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「新宿眼科画廊」が演劇再開待つためのプロジェクト オリジナル脚本提供など

「新宿眼科画廊」1階スペースの内観

「新宿眼科画廊」1階スペースの内観

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 アバンギャルド、サブカルチャージャンルの作品などを幅広く扱う「新宿眼科画廊」(新宿区新宿5、TEL 03-5285-8822)が現在、「演劇公開再開を楽しく待つためのプロジェクト」を行っている。

クラウドファンディングに協力する劇団

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 同画廊は2004(平成16)年に新宿にオープン。展覧会を目的とした画廊だが、開廊時から展覧会と並行して演劇公演も行っている。2012(平成24)年、1階の展示スペースに加えて、演劇やイベントを主たる目的とする地下スペースを拡張オープンし、両フロアを使って毎月最大で8団体の演劇公演を展開してきた。

 担当者は「緊急事態宣言以降、公演中止や延期が続いている。今後は対策を取りながらの再開を予定しているが、大幅に席数を減らす必要があるなど、劇団側も会場側も売り上げ、業務内容の面など大変な状況が続く。先が見えない中で資金的な意味以上に、精神的な応援をしていただけたらとクラウドファンディングを立ち上げた」と振り返る。

 同画廊で公演を予定している15団体が協力し、各劇団が同画廊、または新宿をテーマに脚本を書き、支援者にはこれをリターンの一つとして用意する。担当者は「過去に公演を行った団体の方や、お客さまでいらしてくださった方からの支援が多く、『とても好きな場所、長く続いてほしい』『観劇できる日を待っている』など応援の声を頂いた。目標金額にはまだ至っていないが、金額にかかわらず、届いた気持ちが本当にうれしく、励みになっている」と話す。

 参加劇団は「niue & co.」「PandemicDesign」「青色遊船」「オフワンズ」「かるがも団地」など。リターンはほかに劇団オリジナルステッカーや、同画廊スペース0の引き出しのイラストをあしらったクラウド限定オリジナルTシャツなどもそろえる。

 担当者は「現段階では開催時期が未定だが、コロナ終息後、これらの脚本を元に各団体に公演してもらおうと考えている。同画廊での演劇再開を一緒に待ってもらえたら」と呼び掛ける。

 8月19日まで。

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