「バティオス」「ハイジアV-1(ブイワン)」など新宿・歌舞伎町でお笑い劇場やスタジオなど4店舗を経営するバイタス(新宿区歌舞伎町2)が劇場維持とキャンセル料軽減のためにクラウドファンディングを始めた。
東京都健康プラザ「ハイジア」の地下1階にある「ハイジアV-1」
同社社長で自身も芸人として舞台に立つ今野康博さんは「10年前から歌舞伎町でお笑い文化を育みたいと願い、お笑い芸人やライブ団体、芸能プロダクションに会場を貸して運営しているが、10年を迎える前に大きな困難が立ちはだかった。新型コロナウイルスによるイベント自粛要請で劇場使用キャンセルが相次ぎ、当初は心を痛めながら契約通り使用者からキャンセル料を頂いていたが、次第に頂くのが辛くなり、どうにか負担を軽くできないかと。しかし4店舗を運営していると高額な賃料等も掛かる。そこで、『キャンセル料を支払う』お笑い芸人の負担を軽くし、かつ劇場も維持していくために今回のクラウドファンディングプロジェクトの立ち上げを決意した。世界中が大変な時というのは承知しているが、少しだけ余裕がある方、どうか力を貸していただければ」と支援を呼び掛ける。
「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」から支援できる。「劇場内にネームプレートを掲示」「漫才で用いるマイクのネック部分やスタンド部分にネーム掲示」など支援額によって複数のリターンを用意した。5月30日まで。