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ハッシュタグ「#新宿エール飯」 SNSでテークアウト情報共有、飲食店を応援

「#新宿エール飯」を広められたらと作製したチラシ

「#新宿エール飯」を広められたらと作製したチラシ

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 新宿エリアで飲食店のテークアウトを応援するプロジェクト「#(ハッシュタグ)新宿エール飯」が4月18日、始まった。

「coto cafe」のテークアウトメニュー(イメージ)

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 もともと大分県・別府市が、新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトとして「#別府エール飯」と題し始めたボランティア企画。同ハッシュタグの普及を推進するプロジェクトのメンバーで、新宿でカフェなどを手掛けるテーブルインク(新宿区)の原広之さんは「新型コロナウイルスで元気がなくなった街や店、そこに関わる人たちに少しでも活気を取り戻したいと考えた。全国で『〇〇エール飯』というハッシュタグが広まりを見せているが新宿にはまだなかったので、別府市観光戦略部観光課に連絡し許可を頂いて始めた」と話す。

 各SNSに投稿された「#新宿エール飯」で見つけた店、自分が知っている店などでテークアウトした料理の写真を撮り、店名と共にフェイスブック、ツイッター、インスタグラムに「#新宿エール飯」のハッシュタグを付け投稿することで参加できる。

 原さんは「飲食店は積極的に『店に来てほしい』と言えず、お客さまも好きな店になかなか行けない。新宿には34万7000人の区民がいるので、この新宿版ハッシュタグを通じてテークアウト情報を広く伝えることで、みんなで店を守ったり店側もいつもの味を届けたりできたら。飲食店もテークアウト商品の写真を自店のSNSアカウントから投稿し参加してもらえたら」と話す。

 同社は区内に展開する4店舗のうち4月13日から、「MOVE CAFE」「salo cafe」「cafe WALL」の3店を臨時休業し、花園神社横にある「cotocafe」(新宿区5)のみテークアウト営業する。メニューは、メインの肉料理、ポテトフライまたはサラダ、ドリンクがセットになった「日替わりランチ弁当」、バタークッキーやネコのアイシングクッキーなどを詰め合わせた「春のクッキー缶」、スコーンとクッキー、ジャムを入れた「焼き菓子セット」などを用意する。同店から1.5キロ圏内には配達にも対応する。受付方法や時間は電話で確認。

 原さんは「『なんだか良いもの、癒やしの時間、ハッピーな時間』、そんな『コト』を集めたカフェ。テークアウトは近くの会社にお勤めの方や近隣店舗の常連のお客さまなどが利用してくださっている。『#新宿エール飯』チラシ印刷用のデータも用意したので、テークアウト商品を渡す際に入れるなど、ほかの店でも使ってもらえたら」と呼び掛ける。

 「coto cafe」の営業時間は平日11時30分~17時(テークアウトのみ)。当面の間、土曜・日曜臨時休業。

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