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北海道の写真家・大友真志さん、新宿のギャラリーで個展

大友真志展「Mourai」から1枚 by photographers’ gallery

大友真志展「Mourai」から1枚 by photographers’ gallery

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 新宿の「フォトグラファーズギャラリー」(新宿区新宿2、TEL:03-5368-2631)で3月20日より、北海道在住の写真家、大友真志さんの個展「Mourai」が開催される。

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 年齢やキャリア、作風も異なる多様な写真家が集まり、共同で自主運営している同ギャラリーは来年で20周年を迎える。大友さんは2005年から同ギャラリーのメンバーとして東京を拠点に活動。2010年には北海道の風景と両親や姉のポートレート作品で1年間にわたる連続個展を開いた。翌年には同ギャラリーの出版部門から写真集を発行するなど自主作品の発表を続け、北海道へ住居を移した現在も同ギャラリーに所属している。

 「コンセプトをしっかり決めて写真を撮る手法とは違い、撮影してからあれこれ考えることが多い」と話す大友さん。個々の写真にタイトルは付けていないという。「Mourai」は大友さんの祖父の生地、石狩にある集落の地名「望来(もうらい)」から名付けた。同展では、札幌の自宅周辺や両親が住む北広島を始め、石狩、十勝、函館など道内各地で撮影した風景写真を並べる。「北広島市に流れる音江別川へよく撮影に訪れ、その中から選んだ一枚」という木々が写る写真を筆頭に約20点を展示する。

 「東京に住んでいたころから地元である北海道を中心に撮影してきた。北海道にいる現在も被写体や心境の変化はないかもしれない」と、一貫して自身が生まれ育った北海道の風景や家族にまつわる物事を撮り続ける。

 地元へ拠点を移してから5年余り、東京では久しぶりとなる個展開催。期間中には関連イベントとして、大友さんも参加する写真講座(事前予約制、有料)も開く。

 「この5年間ほどで撮影してきたもので、東京では未発表作の展示。写真で表現したいことを言葉で説明するのは難しいが、北海道の風景を見ていただく機会になれば」と来場を呼び掛ける。

 開場時間は12時~20時。入場無料。4月7日まで。

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