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新宿のニコンプラザで「平間至写真館大博覧会」 トークイベントも

平間至さんが手掛ける作品。「平間至写真館大博覧会」より

平間至さんが手掛ける作品。「平間至写真館大博覧会」より

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 新宿西口エリアにある「ニコンプラザ」(新宿区西新宿1、TEL 03-3344-0565)THE GALLERYで現在、写真家・平間至さんの写真展「平間至写真館大博覧会」が開催されている。

平間至さんが手掛けるポートレート

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 平間さんは宮城県塩竈市に祖父が開業した「平間写真館」の一人息子として生まれる。写真から音楽が聞こえてくるような躍動感のある人物撮影で新しいスタイルを打ち出し、タワーレコードの「No Music、No Life?」キャンペーンポスターをはじめ、多くのミュージシャンの撮影などを手掛ける。2015年、東京・三宿に「平間写真館TOKYO」をオープンした。

 幼少期から写真が日常の中にあった平間さんは、当たり前のように写真家の道へ進んだとき、写真館が反抗し乗り越えるべき対象になっていったという。三宿の写真館は、2011年の東日本大震災が転機となり、「生き生きとした魂を残す場所」として開業を決意したものだった。「『Motor Drive』(1995年発表の写真集)は写真館の写真への反抗、そして平間写真館TOKYOは再生であり自立だった」(平間さん)。

 同展では「平間写真館TOKYO」で撮影したポートレートを中心に、モノクロ、カラー作品約90点を一堂に展示する。担当者は「被写体は一般の方からミュージシャン、アーティストの方々。平間さんが撮影した人生の幸せな瞬間、かけがえのない瞬間が詰まっている」と話す。

 12日にはトークイベント「写真展の作り方」を行う。平間さんのほか、同展キュレーターの佐藤正子さん、同デザイナーのおおうちおさむさんが登壇する。26日は、平間さんと、映像作家・吉原写真館館主の吉原悠博さんをゲストにトークイベント「吉原家の140年」を開く。共に同展覧会場で18時から。申し込み不要、参加無料。

 担当者は「写真にしかなし得ない『伝えていくこと、残していくこと』について、改めて思いをはせる契機になる写真展」と話し、来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時30分~18時30分(最終日は15時まで)。日曜定休。観覧無料。今月28日まで。

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