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新宿のギャラリーで岩合光昭さん写真展 大湿原パンタナールの動物捉える

「Wisdom of the Wild/時の鼓動。生命の躍動。」で展示される岩合光昭さんの作品

「Wisdom of the Wild/時の鼓動。生命の躍動。」で展示される岩合光昭さんの作品

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 動物写真家の岩合光昭さんの写真展「Wisdom of the Wild/時の鼓動。生命の躍動。」が12月7日から新宿の「オリンパスギャラリー東京」(新宿区西新宿1、TEL 03-5909-0191)で開催される。

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 「2019年オリンパス/WWF(世界自然保護基金ジャパン)カレンダー」の完成を記念して行われる。岩合さんは1950(昭和25)年生まれ。これまで「ナショナル・ジオグラフィック」誌の表紙を2度飾るなど世界的評価も高い。近年はライフワークともいえるネコの撮影にも力を入れ、「岩合光昭の世界ネコ歩き」(NHK BS)などを手掛けるほか、同名の写真展を日本各地で行うなど活躍する。

 同展では、南アメリカ大陸の中央部に位置し、世界遺産にも登録されている世界最大級の大湿原「パンタナール」で撮影された作品を約25点展示する。同地を訪れたいと切望していた岩合さんが、3回にわたる撮影取材を敢行。ブラジル、パラグアイ、ボリビアの3カ国にまたがる同地には、多種多様な生き物が生息し、同カレンダーのためにジャガーやカピバラ、生き物たちの命を育む川など水との関係性を撮り下ろした。

 1986(昭和61)年から毎年オリンパスが製作し、WWFジャパンへ寄贈しているカレンダーは2019年度版で34年目を迎え、販売した利益は全てWWFの地球環境保全活動に使われる。ここ数年は、岩合さんが写真を手掛け、2018年版は日本印刷産業連合会、フジサンケイビジネスアイが主催する「第69全国カレンダー展」でも第1部門で銀賞を受賞している。

 担当者は「長年にわたり数多くの動物を撮影している岩合さんならではの美しい瞬間が捉えられている。継続して同カレンダーを製作しているので気に入って愛用されているファンの方も多い」と話す。

 開催時間は11時~19時(最終日は15時まで)。入場無料。木曜休館。12月12日まで。

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