ルミネ新宿(新宿区西新宿1)とルミネエスト新宿(新宿3)、NEWoMan(新宿駅新南口)各館内で現在、ルミネ主催のアートアワード「LUMINE meets ART AWARD 2017」の受賞作品が展示されている。協力はアッシュ・ペー・フランス。
グランプリを受賞した杉澤祐佑さんの「記憶は絶望でもあるが希望でもある」(ウィンドウ部門)
5回目となる同公募企画は、2013年に「日常的にアート作品に触れ、新しい出会いや発見を楽しんでもらえたら」と始まった。今年は「ウィンドウ部門」「インスタレーション部門」「映像部門」「ウォール部門」に501点の応募があり、選ばれた受賞作品5点と、ゲストアーティスト・久保田沙耶さんが、新宿の街並みを撮影した映像を惑星儀に投影し、ウインドー内に反射させて風景を増幅させるインスタレーション作品を展示する。
グランプリは沼津市を拠点に活動する杉澤祐佑さんの「記憶は絶望でもあるが希望でもある」(ウィンドウ部門)が受賞し、「ルミネ2」2階に展示されている。
ギャラリストの小山登美夫さんは審査員総評で「ほかにはないさまざまな人たちがすごい熱意で応募しているのが本当に面白い。場所が決まっていて、それぞれの場所には強い性格があり間違いなく多くの人に見てもらえる。都市と個人が交わるところになり、東京というものが浮かび上がってくる。そんな展示はそうあるものではなく、それがみんなに強い熱意を持たせることになるのだろう」と話した。
今年は新たにルミネが今まで紹介してきたアーティストと、ルミネ新宿に入る3店アイウエア「rim of jins」、セレクトショップ「Antigravite」、ショコラトリー「 ca ca o」が取り組み、コラボ商品の展開やインスタレーション展示、アーティストによる店内でのライブパフォーマンスも行う。
併せて、クリエーターによる雑貨やグッズなどを集めた「LUMINE meets ART museum shop」も期間中オープン。担当者の坂井俊之さんは「見るだけの展示ではなく、家に持ち帰って楽しめるようなアートグッズをそろえている。ルミネらしいアートを取り入れた新しい暮らしの提案ができたら」と話す。
「いつもの新宿、いつものルミネで、日常を彩る個性豊かなアートたちを楽しんでいただけたら」と来場を呼び掛ける。
営業時間は各施設に準ずる。1月31日まで。