ザ・コンランショップ新宿本店(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6600)では9月から、「eno-EDITION NOUVEAUX OBJETS」の商品を取りそろえ販売する。
同ブランドは今年1月、パリのメゾン・エ・オブジェに初出展し注目を浴びたデザイナー集団「eno」によるもので、ARIK LEVYやPAOLA NAVONEといった有名デザイナーや今後の活躍が期待されている無名のデザイナーたちが集まり、暮らしのあらゆる場面で役立つことをメーン・コンセプトにデザイン性の高い商品を開発している。
同店広報担当者は「各デザイナーは、デザインを考案する前に、まず人間の日常生活の行動パターンを分析する。そのデータから『必要なもの、あったら便利なもの』を抽出し、少しのユーモアを加えて製品を制作している」という。
メーン・デザイナーのARIK LEVYさんは1963年イスラエル出身で、スイスで工業デザインを学び、パリで「L-DESIGN」を設立した。2001年にはスイスの製造業者VITRAとともにパリのカルティエ本部のインテリアを担当。現在はバカラやリーンロゼとともに質の高いデザインワークを行っている。PAOLA NAVONEさんはトリノの工芸学校を卒業後、デザイナー兼建築家になり、1979年にイタリアの名門「アルキミア」に入社。現在はABETLAMINATI社でアートディレクターを担当。ドリデアやアルマーニ・カーサではデザイナーとして活躍している。
若手のデザイナーたちも無名ながら、ミラノ・ヤングデザイナー賞受賞者やクリエイション・オブ・ザ・シティ・デザイン部門の最優秀賞者、ミラノのヨーロピアンデザイン専門学校で教鞭を執っていた者、ルイ・ヴィトンを顧客に持つ者など、経歴はバラエティーに富む。有名なデザイン集団「DROOG DESIGN」の創設者であるGIJS BAKKERも参加し、同ブランドに重みを与えている。
同ブランドを扱うことについて同担当者は「暮らしを豊かにするアイテムが豊富にそろっている。作り手の思い、表現をぜひ感じてほしい」と意気込みを見せる。