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西新宿に「JA東京アグリパーク」 都内で収穫された野菜や魚をアピール

都内で収穫された野菜。週替わりでさまざまな農林水産物を販売する

都内で収穫された野菜。週替わりでさまざまな農林水産物を販売する

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 東京都農業協同組合中央会による、都内で収穫された農林水産物の販売や情報発信を行う「JA東京アグリパーク」(渋谷区代々木2、TEL 03-3370-3001)が4月18日、西新宿にオープンした。

開店初日の様子。開店前から行列ができ、すぐに売り切れた商品も

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 JA東京南新宿ビルの耐震補強工事を行うタイミングで、イベントや販売を行うスペースに改築。農林水産物のPR拠点として販売や食事、イベントを行うスペースを設けた。東京都の狭山茶23農園の茶葉をそろえ、試飲もできるようにする。

 「新宿は農地が無いため、区民にとって農業や漁業が遠い存在になっていると感じていた。都内で野菜や魚介が取れることを伝え地産地消につなげたい。区外から出勤、通学している人もぜひ野菜を食べていただけたら。持ち帰るときにかさばらない水産加工品(Eマーク食品)の缶詰もある」と同組合の西澤さん。

 今後は出店する組合を全国から募り、週替わりで展開する。「さまざまな農林水産物を楽しんでいただきたい。都内にある50数カ所の野菜直売所にも目を向けるきっかけになれば」。収穫物を区立小学校29校、中学校10校の給食で提供し、食育を進める試みも行っている。

 同組合によれば、農地は火事や災害発生時の緊急避難場所で、仮設住宅の建築場所にもなるという。今後も全国の自治体と災害協定を進めていく考え。「農地などの魅力や重要性を発信していく。都民の皆さんに農業や漁業の応援団になっていただけたら」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。

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