新宿高島屋(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-1111)11階催会場で、5月8日から「初夏の大北海道展」が開催される。
1952(昭和27)年、高島屋大阪店で開催された「北海道の物産と観光展」が、戦後の百貨店における物産展の始まりと言われている。最も歴史の古い北海道物産展に、今回は約50店が出店する。
イートインコーナーでは、人気スープカレー店「奥芝商店 札幌本店」(札幌市)が、カレーにも使用している甘エビの頭約2000個から取るダシを生かして、同展のためにラーメンメニューに初挑戦。また「うに むらかみ」(函館市)は、定番のウニ入り海鮮丼に握りを加えた特選セットを用意する。「札幌丸水」(札幌市)は、会場内に設けたスタンディングカウンターで焼きタラバガニや焼きホタテ、焼きホッキ貝を提供する。
このほか、道産素材を使用した「プルマンベーカリー」(札幌市)のビーフシチュー揚げパンや、江崎グリコ(大阪府)が新千歳空港にオープンした「グリコキャラメルキッチン」だけで購入できる北海道産バター使用のキャラメルビスケット、十勝牛カルビやアスパラガスなど十勝産素材が味わえる「旬彩 高心」(帯広市)のにぎり弁当など、新宿地区初登場・新宿高島屋限定の商品がそろう。
「お客さまに新たな出会いをご提供したいという思いで、毎回バイヤーが北海道に何度も足を運び、既存の名店であっても、物産展でなければ食べられない、お客さまの心をくすぐる新しいメニューに挑戦してもらっている」と同店の担当者は話す。他店でも北海道物産展は人気の催事。「弊社だけでなく各社のバイヤーがそうした熱意で努力されていると思うので、お客さまには相乗効果で楽しんでいただいているのでは」とも。
営業時間は10時~20時(8日・9日は20時30分まで、最終日は18時まで)。13日まで。無休。