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公園に泳ぐ100匹のこいのぼり 高田馬場公園

さまざまな時代のこいのぼりが青空を泳ぐ

さまざまな時代のこいのぼりが青空を泳ぐ

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 新宿区立高田馬場公園(新宿区高田馬場4)に、地元の町会が吊した約100匹のこいのぼりが泳ぎ、訪れた家族連れを楽しませている。

色あせているが、大正時代のこいのぼりも“現役”

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 同公園は1991(平成3)年に開園。こいのぼりの飾り付けは、開園してまもなく、「高田馬場南親睦会」の青年会が始めた。マンション住まいで飾れなくなったこいのぼりも含め、地域の家庭から寄贈されたものを使用している。最も古いこいのぼりは、1924(大正13)年頃に作られたものだという。

 公園内の樹木と、隣接する都災害対策職員住宅高田馬場住宅との間にロープを渡し、そこからこいのぼりを吊している。130匹にものぼった最盛期に比べると規模は若干縮小したというが、約1,756平方メートルの敷地に世代を超えた大小さまざまなこいのぼりがずらりと並ぶ光景は、今でも圧巻だ。家族連れだけでなく、楽しそうにカメラで撮影する外国人の姿も見られた。

 子どもを連れて遊びに来たという近所に住む30代の夫婦は、「家がマンションなのでこいのぼりを飾れない。(同公園に)見に来るのは今年で3回目。ほかでもこいのぼりを吊すイベントは行われているけど、ここなら直に触れられるからいい」と話していた。

 同公園のこいのぼり設置は9日まで。

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