東京都赤十字血液センターの新宿東口献血ルーム（新宿区新宿3、TEL 03-5269-1431）で、400ミリリットル献血推進イベント「FUYU NO OWARI」が行われている。

新宿東口献血ルームでは、昼の中断時間なく献血を受け付け中

　有効期間のある輸血用の血液製剤は、医療機関からの要請に応えるべく常に在庫を過不足なく確保しておく必要がある。血液センターのスタッフが毎日外に出て協力を呼びかけているのはそのため。特に冬期間は寒さで外出を控える人や、風邪などで体調を崩す人が増えることから協力が得にくいという。

　今回は冬の終わりから春先までの血液、特に赤血球製剤を安定的に医療機関へ供給するために同イベントを企画。期間中、400ミリリットルの献血協力者には、冬らしく「芯からあったまる一品」を用意する。受付時に同献血ルームのホームページをスマートフォンなどで表示させるか、ホームページを見た旨を申し出ることが参加条件。外で献血を呼びかけているスタッフに、献血協力を伝えても可能。

　同献血ルームでは、このほかにも平日にハンドマッサージや占い、ネイルカラー、メンタルセラピー、お坊さんによる人生相談など献血協力者に向けたさまざまなイベント（参加無料）を行っている。

　「昨年12月にはJR 新宿駅東口すぐに新しい献血ルームがオープンし、新宿通りの献血ルームは3カ所となったが、一日に必要とされる献血者数は目標まで届いていないのが現状。こうしたイベントをきっかけに、ぜひとも近隣の方にご協力いただければ」と話すのは、同献血ルームの藤村智宏さん。

　イベントは4月30日まで。受付時間は成分献血が10時～17時、400および200ミリリットル献血が10時～18時30分（ともに昼休みなし）。祝日を除く月曜、および年末年始は休業。