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「アートに触れてゆったり献血を」-新宿駅東口前に新感覚の献血ルーム誕生

「アトリエ・エレマン・プレザン」の作品を常設する採血室

「アトリエ・エレマン・プレザン」の作品を常設する採血室

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 東京都赤十字血液センター(江東区)は12月18日、JR 新宿駅東口前のヒューリック新宿ビル10階に「新宿東口駅前献血ルーム」(新宿区新宿3、TEL03-6380-0635)をオープンした。

献血ルームは新宿のビル街を望む10階

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 都内15カ所目となる同献血ルームは、「アートとギャラリー」がコンセプト。「新宿には芸術系の学校や写真のギャラリーが多い。多様性に富んだ新宿という街をシンプルに表現した空間に、そういった古くからある文化を融合させた、新宿らしい新しい形の献血ルームとなっている」と担当者は説明する。

 約35.7坪の休憩スペースは、窓際にギャラリーを設置。展示は今後定期的に内容を変更する予定だという。現在オープニング企画として、「ほぼ日刊イトイ新聞」で「写真がもっと好きになる」を連載中の日本赤十字社オフィシャルカメラマン・菅原一剛(いちごう)さんによる写真展「赤十字への道」が開催されている。また約54.6坪に全血献血用2ベッド、成分献血用8ベッドを有する採血室は、ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ「アトリエ・エレマン・プレザン」の作品を常設。献血中もアートを鑑賞できるようになっている。

 献血の協力者数はこの3年ほどほぼ横ばいだが、冬場は気候の変化に加え体調変化に伴う服薬などさまざまな要因により数が減少するという。「ビルの最上階から新宿の街を眺めながら、アートに触れてゆったりとした気分でぜひ献血にご協力いただきたい」と担当者は話している。

 受付は全血献血が10時30分~12時45分、14時~18時15分、成分献血が10時30分~12時、14時~17時。水曜定休(祝日を除く)。「赤十字への道」展は5月31日まで。

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