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新宿中村屋ビルに美術館-開館記念特別展はゆかりの芸術家たちを紹介

中村彝「小女」(1914年)

中村彝「小女」(1914年)

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 新宿中村屋本店跡地(新宿区新宿3)に10月29日グランドオープンする新宿中村屋ビル3階の「中村屋サロン美術館」で、開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」が開催される。

中村屋サロン美術館展示室のイメージ図

 1901(明治34)年に相馬愛蔵・良(黒光)夫妻が創業した中村屋は、1909(明治42)年に本郷から新宿3丁目の現在地に本店を移転。パンや和洋菓子の製造・販売、レストラン運営の一方で、画家や文学者たちの交流サロンを設け、多くの芸術家・文化人たちを支援した。後にそこは「中村屋サロン」と呼ばれるようになる。

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 同展では、相馬夫妻と親交のあった彫刻家・荻原守衛(碌山)を中心に、高村光太郎や中村不折、中村彝(つね)、會津八一ら、萩原と交流しサロンに集った芸術家たちの作品約50点と、それにまつわるエピソードを2章立てで紹介する。

 「中村屋サロン発祥の地であるまさに“その場所”で、そこに集まった芸術家たちの作品を展示することに本展の意味がある。中にはこの地で生まれた作品もあり、見ていただく方たちにも、そうした当時の彼らの息吹を感じてもらえたら」と同美術館の担当者。今後は新進芸術家や地域に関する作品展示・イベントなども行うという。「芸術を理解し活動の場を提供した創業者の姿勢を受け継ぎ、これからもできうる形で支援していきたい」とも。

 開館時間は10時30分~19時(入館は18時40分まで)。29日のみ11時からの開館。入館料は一般=300円。高校生以下、障害手帳提示の場合本人と介護者(1名)無料。火曜・1月1日休館(火曜が祝日の場合は翌日)。2月15日まで。