東京オペラシティ アートギャラリー(新宿区西新宿3、TEL 03-5353-0756)で4月13日より、写真家の梅佳代さんの個展「梅佳代展」が開催される。
梅さんは1981(昭和56)年石川県生まれ。写真集「うめめ」で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。ユニークな視点で日常を捉えた作品で注目されている。同ギャラリーの担当者は「若手写真家の中でも、特に注目される梅佳代さんだが、振り返ると、その活動は約10年余り。既に展示しきれないほどの作品がそろい、アーティストとしての心境も10年前とは大きく変化している」と話す。
梅さんにとって美術館での個展は今回が初めてとなる。会場では、初期作品や、写真集に収めることのできなかった未発表作などを含む約390点を、「シャッターチャンス Part1」「同 Part2」「女子中学生」「能登」「じいちゃんさま」「男子」の6つのセクションに分けて展示する。
担当者は「梅佳代さんの作品を見ていると、何気ない日常の中に、ありそうでありえない光景、笑いと驚き、そしてほんの少し怖さをはらんだ瞬間があふれていることに気付く。『朝起きたときから夜寝るまで全部がシャッターを押す範囲』という、梅佳代さんだけが持つ独特の視点を思う存分楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜、4月30日は開館)。料金は、一般=1,000円、大学・高校生=800円、中学・小学生=600円。関連イベントとして、4月18日と25日にはアーティスト・トークも予定する(各日19時15分~、各回50人・予約不可・当日先着順、展覧会の入場券が必要)。6月23日まで。