新宿東口に9月28日、「リーバイスストア新宿店」(新宿区新宿3、TEL 03-5363-4501)がオープンした。
同店は「伝統」と「新しさ」を掛け合わせる「グローバルコンセプトストア」と位置付けられ、世界初出店となる。店内にはリーバイスデニムを履いたカート・コバーンを撮影したチャールズ・ピーターソンによる写真や、ネーティブアメリカンによる工芸品など「リーバイスの友人である芸術家たち」による作品を至る所にディスプレー。内装にもオーガニックな素材を多用するなど、「細部にわたって、伝統と革新を模索し続けるリーバイスブランドの世界観を体感できるデザイン」に仕上げたという。
売り場面積は約266平方メートルで、地下1階~地上3階の全4フロア。取扱アイテム数は、メンズ、レディス、アクセサリー合わせて約500点。リーバイスブランドが持つ「リーバイス メイド&クラフテッド」「リーバイス レッド タブ」「リーバイス ビンテージ クロージング」のフルラインを全て取り扱うのは国内初で、「日本で最多の商品数を取りそろえる店」となった。
構成は、地下1階=レディスフロア、1階=「リーバイス メイド&クラフテッド」など新しい取り組みを中心に展開するフロア、2階=メンズフロア。3階では「リーバイス ビンテージ クロージング」を取り扱うほか、要望に合わせて「裾上げ:裾加工残し」(1,575円)や、「メッセージやアイコンなどの刺しゅうサービス」(525円~)などのパーソナライズを行う国内初の「テーラーショップ」を常設する。
27日に開かれた内見会で、店舗デザインを手掛けたリーバイ・ストラウス本社のグローバル・バイス・プレジデント、レン・ペルティエさんは「日本のお客さまは職人の技に愛を示してくれる。デニムに対しても同様。リーバイスとしても、日本のストリートスタイルなどをはじめとするファッションに面白さを感じており、非常に重要な市場だと考えている。『グローバルコンセプトストア』は、世界的にも重要な位置付けとなるが、それをローンチするのに最適の場所と考えた」と話した。
リーバイ・ストラウス ジャパンの齋藤貴社長は「昨年から営業方針を『プレミアム化』の方向に大きくかじを切り、少しずつ業績が回復してきた。『グレードアップした商品』『クオリティーの高いサービス』『リーバイスのコレクション』を一堂にご覧いただける場所を探していたところ、(フランチャイズ運営を行う)青山商事さんの協力を得ることができ、新宿という日本で最大級の商圏を持つ場所で開店することができた。これは大きな意味を持つ」と話した。「デニムは、大げさかもしれないが『人生をともに歩くパートナー』にもなる。当店でクオリティーの高い本物の『ベストフレンド』を選んでもらえるはず」とも。
営業時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は10時~)。