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歌舞伎町で「地歌舞伎」上演-鑑賞実演講座や化粧・着付け公開も

当日は計3回公演が行われる(写真=上演予定の演目「『青砥稿花紅彩画』稲瀬川勢揃いの場より」の様子)

当日は計3回公演が行われる(写真=上演予定の演目「『青砥稿花紅彩画』稲瀬川勢揃いの場より」の様子)

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 歌舞伎町シネシティ広場(新宿区歌舞伎町1)で9月9日、「歌舞伎町ルネッサンス・岐阜県地歌舞伎座」が上演される。

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 現在の「歌舞伎町」という地名は、戦後、歌舞伎演舞場の建設を中心とした復興都市計画が進められていたことにちなむ。同公演では、演舞場建設が実現せず、名前だけが残ったという実際のエピソードに基づき、実現しえなかった「歌舞伎座」を「建てる」という初の試み。

 今回上演される「地歌舞伎」は、有名な歌舞伎役者が演じる「大歌舞伎」に対し、地方の素人役者が演じるもの。当日は「地歌舞伎日本一」という岐阜県の東濃地方より、東濃歌舞伎中津川保存会の一行を招き、会場に出張公演用のステージを設けて上演する。

 演目は、「『青砥稿花紅彩画』稲瀬川勢揃いの場より」と「岐阜自慢五人男」の2つ。その前後には地歌舞伎の紹介、歌舞伎鑑賞に欠かせない「おひねり」の投げ方や「大向うのかけ方」などの簡単な実演講座、出演役者との記念撮影など、観客が参加できるプログラムを用意。来場者もしくは関係者をモデルに、化粧から着付けまでを実演・解説する「地歌舞伎役者ができるまで(デモンストレーション)」や、地歌舞伎グッズ販売や岐阜県の観光紹介コーナーも予定する。

 開催時間は11時~18時(ステージイベントは11時30分~17時30分)。入場無料。地歌舞伎の上演は1回目=12時~12時40分、2回目=14時45分~15時30分、3回目=16時15分~17時。

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