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現代作家10人が独自の感性で「龍」を表現-新宿高島屋の画廊で

大森暁生さんの「華炎龍」

大森暁生さんの「華炎龍」

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 新宿高島屋(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-1111)10階の美術画廊で現在、企画展「DRAGON」が開催されている。

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 今年の干支(えと)であり、古くから芸術のモチーフとなってきた「龍」を、現代美術界を中心に注目を集めるアーティスト10人が独自の感性で表現した同企画。浅香弘能さん、榎俊幸さん、江本創さん、大森暁生さん、金丸悠児さん、志水堅二さん、谷川泰宏さん、福井江太郎さん、フジイフランソワさん、森謙次さんによる、絵画や彫刻などの新作25点を展示販売する。

 彫刻家・大森さんによる「華炎龍」(18万9,000円)と「Dragon in the frame」(37万8,000円)はいずれも、ブロンズ製の龍の左半身がステンレス製の鏡面に付けられ、その半身がステンレスに映ることで全身のように見え、飛んでいる龍が躍動的に表現されている。彫刻家・浅香さんによる「kabukimon-青龍-」(89万2,500円)は、石でできた日本刀。刃の部分が御影石で柄(つか)は大理石の龍。龍の目にはイエローサファイアを用いており、細かく彫られた龍は雄々しく口を開けているが、角度によっては柔らかい表情にも見える。そのほか、紙で作られた龍の「標本」や根付け作家・森さんによる象牙の彫り物なども並ぶ。

 企画を担当する荒木伸貴さんは「日本画や洋画、油絵、彫刻、根付けなど、幅広いジャンルで革新的な仕事をしている方々に出展してもらった。龍には運を切り開いたり、天災を鎮めたりするといういわれもあり、年明けにふさわしい作品がそろった」と話す。

 営業時間は10時~20時(土曜は20時30分まで)。今月16日まで(最終日は16時まで)。

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