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新宿タカシマヤで「大学ブランド食品」フェア-全国35校が参加

北陸学院大学「加賀レンコンのチーズケーキ」

北陸学院大学「加賀レンコンのチーズケーキ」

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 新宿タカシマヤ(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-1111)11階の催会場で9月22日より、第4回小学館「大学はおいしい!!」フェアが開催される。

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 教授や学生たちが開発に携わり、大学の研究室で生まれた「大学ブランド食品」。地元の名産品や食材を新たな視点で製品化し、研究・実習の過程で生まれたものを応用するなど、その取り組み方や成りたちもさまざま。大学とメーカーが開発した「産学連携商品(食品)」も続々と登場している。

 雑誌「DIME」(小学館)では、この「大学ブランド食品」を2006年より2年間にわたって連載。連載開始後すぐに「実際に食べてみたい」といった反響があり、その声に応えるべく2008年2月に同店で1回目のフェアを開催した。同店での開催は4回目、今年3月に「大阪高島屋」で開催したフェアを含めると5回目になる。回を重ねるごとに来場者は増え、前回は7日間で13万人以上が来店したという。

 今回は全国から35校が参加。主な出品商品は、クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した「近畿大学」水産研究所・水産養殖種苗センターの「近大マグロ・中トロ丼夏野菜添え」(吸い物付き、1,580円)、「北陸学院大学」スイーツ研究所の、加賀野菜の「加賀れんこん」を刻んで生地に入れた新食感のチーズケーキ「加賀れんこんのチーズケーキ」(210円)、「青森県立保健大学」健康科学部栄養学科の、郷土料理「かっけ」を新品種の「もち小麦」を使用し「つるっ」としたのど越しと「もっちり」した食感を生んだ「南部郷土料理もち小麦かっけ」(250グラム、210円)など。他にも「佐賀大学」農学部の「バラフ」(301円)、「東京家政大学」白藤プロジェクトの「白藤しあわせロール」(1,260円)、「山形大学」国際事業化研究センターの「米粉100%クッキーシュー・プレミアムバージョン」(600円)などが並ぶ。

 小学館(千代田区)宣伝プロモーションの松元さんは「この開催を利用して『食を通じて震災に対する心の義援』を何らかの形にしたいと考え、誰もが震災のことを忘れないために『箸』を何人かの来場者に配ることにした」と話す。箸に使用した3色で「茶=大地、青=海、黄=人災」を表わし、その本数の3本・1本・1本では震災の日「3月11日」を表現するなど、デザインに「震災」の意味合いを持たせた。「食事の時、年に何度かでもいいので『食の安全や大切さ』『食事を作るためのエネルギー』や震災以後も続いている問題について考えたり、それとじかに接している方々が今も大勢いらっしゃることを思い出したりするきっかけになれば」と話す。

 営業時間は10時~20時(土曜は20時30分まで、最終日は18時まで)。今月26日まで。

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