まる子のお母さん役、声優・一龍齋貞友さんが戦争体験の読み語り

今月16日に行われた一龍齋さんによる「紙芝居」の様子

今月16日に行われた一龍齋さんによる「紙芝居」の様子

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 新宿住友ビル48階の「平和祈念展示資料館」(新宿区西新宿2、TEL 03-5323-8709)で7月27日、アニメ「ちびまる子ちゃん」のお母さん役を務める声優の一龍齋貞友(いちりゅうさい・ていゆう)さんが「戦争体験の絵本」を読み語りする。

 同施設は、日中戦争・太平洋戦争が残した悲劇や労苦の歴史を後世に伝えるため2000年に開設。体験者の証言や関連資料を収集・展示している。現在「夏の特別イベント」と題し今月16日より、朗読会や紙芝居、アニメ映画の上映、ワークショップ、ミニコンサートなどのイベントを43日間連続で開催している。

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 声優として知られるが、講談師でもある一龍齋さん。1992年に人間国宝の「一龍齋貞水さん」に入門し、2004年には真打ちに昇進。日本各地で講談・講演に精力的に取り組んでいる。16日には同施設で戦争体験を描いた「紙芝居」を上演。「戦争の悲惨さを『紙芝居』や『読み語り』を通して、今の時代に生きる人にも伝えていくことが大切だと思い、お手伝いさせていただいた」と一龍齋さん。上演を終えた後は、「皆さんがとても真剣に聞いてくださったので、こちらも胸が熱くなった」と振り返った。

 27日(13時30分~14時)に予定している一龍齋さんの「読み語り」は「おもいでのリュック」。母と二人、満州(現・中国東北部)から日本の祖母宅へ引き揚げるまでの実体験を描いた、三田村治代さん作の絵本。「心を込めて伝えていくので、ぜひいらしてください」と一龍齋さん。8月15日にも「読み語り」の上演を予定する。

 「実際の戦争体験者の方も『お話し会』に参加されている。戦後66年となり、皆さんも高齢。今語り継がなければ残せなくなってしまう『生の声』を、今年はこれまで以上に、広く、多く、伝えていきたい」と同施設広報企画の編田(あみだ)さん。詳細はホームページで確認できる。

 開館時間9時30分~17時30分。入館無料。8月27日まで(8月28日休館)。

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