新宿駅南口・全労済会館そばに5月9日、うどん店「慎」(渋谷区代々木2、TEL 03-6276-7816)がオープンした。
店舗面積は10坪で、カウンター6席、テーブル6席を用意。4月23日にいったんオープンしたが、空調の調整で今月9日に再オープンとなった。福岡出身でラーメンやパスタなど麺類が好きだった店長の楢原さん。そばやラーメンのように好みが分かれてしまわない、万人に食べてもらえる「うどん」にこだわり出店を決めた。ビジネス街と住宅街の中間で、学生も多い立地だ。
オーダーが入ってから麺を伸ばし、切り、ゆでる。「時間はかかるが味は全く違う」と楢原さん。「麺は『こし』と『のび』の中間、やや『のび重視』でツルツルした食感を目指している」とも。天ぷらも作り置きせず出来たてを出す。毎日香川から直送で取り寄せるうどんの生地を「菊錬(ね)り」し熟成させる。
水で締めた冷たい麺には、ざるうどん(500円)、かしわ天ざるうどん、ゲソ天ざるうどん(以上800円)、天ざるうどん(1,100円)、ぶっかけうどん(500円)、しょうゆうどん(400円)などが。釜あげの温かい麺には、釜あげうどん、釜かけ、釜たまうどん(以上500円)など。水で締めた温かい麺には、湯だめうどん、あつかけうどん(各500円)を用意。大盛り(100円)、特盛り(200円)のほか、生卵、大根おろし、納豆(各100円)などのトッピングに、ちくわ天(150円)、かしわ天、ゲソ天(以上300円)など天ぷらの単品もそろえる。
根津のうどん店「釜竹(かまちく)」の利き酒師・平岡さんにセレクトを依頼した日本酒8種を常備。「うどんに合うマニアックな酒をリクエストしている」と楢原さん。銘柄は頻繁に変わるが、「今は東北や福島の地酒が人気。夜はうどんと酒を試してほしい」と話す。
営業時間は11時~23時(麺がなくなり次第閉店)。日曜定休。