新宿の「リビングデザインセンターOZONE」(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)で10月29日、企画展「HIRAMEKI Design×Finland」が始まった。主催はDesign Forum Finland。
同館の7つの会場(約300坪)を使い、現在のフィンランドデザインを紹介する同展。先端ソリューション技術や作家性の強いアイテムなど、64の企業とデザイナーの作品、暮らしにかかわるデザインワークを展示する。キュレーションを手掛けるのは、現代のフィンランドデザインをけん引するデザイナーのハッリ・コスキネンさんとイルッカ・スッパネンさん。
展示作品のテーマは「ひらめき」。これを6色の「スパーク」で色分けし、テーマごとにデザインの視点からアプローチしていく。「黒のひらめき」では、プロダクトの背後にいるデザイナーや建築家たちについて明らかにする。「青のひらめき」は、日本人の暮らしにも身近で共通点がありそうなフィンランドのライフスタイルを紹介。「緑のひらめき」では社会や、自分たちの社会的な責任や環境問題に対する姿勢を語る。「白のひらめき」では資源、照明、ハイテクノロジーを扱い、「グレーのひらめき」では生産過程で求められるノウハウなどを紹介。「ネオンのひらめき」は、展示会場の随所に「楽しいサプライズ」として、グラフィックデザインを配した。
広報担当者は「次々と継起される『ひらめき』を彩る『スパーク』が重なり合うことにより、これまでになかったようなアイデアや意見、デザインが提示される場が生まれる。フィンランドデザインの今とこれからを体感できる」と話す。
開催時間は10時30分~19時。水曜休館。11月7日まで。