11月14日にオープンする「H&M」新宿店（新宿区新宿3）で12日、モデルの富永愛さんを招きオープニングイベントが行われた。

　出店場所は伊勢丹新宿店向かい。売り場面積は約2,600平方メートル。地下1階から3階までの4フロアに展開する（1階～3階は吹き抜け）。スウェーデン出身のアーティストlovisa burfittさんが白と黒を基調とした店内の壁面や天井、エレベーターの扉に色鮮やかなグラフィックを施した。

　都内初となる「キッズ」のほか、「OL向け」「トレンドファッション」「メンズスーツ」「メンズカジュアル」など多彩なアイテムを取りそろえ、ターゲットは定めていないという同店。向かいに伊勢丹新宿店があることに関して、同社PRコニュニケーションマネジャーのミエ・アントンさんは「客足は大切なので、競合他社は（H&Mにとって）プラスになる。都内では新宿への出店は欠かせなかった」と話す。

　オープン日には、英高級靴ブランド「Jimmy Choo（ジミー・チュウ）」とのコラボレーションコレクション「Jimmy Choo for H&M」が新宿店のほか、世界200店舗や銀座店・原宿店・渋谷店で一斉発売される。イベントには、「Jimmy Choo for H&M」の青いワンピースに黒のフェイクファーベスト、グレーの変形サンダルを身に着けた富永愛さんが登場した。

　コラボアイテムについて、富永さんは「ジミー・チュウの良さが出ていて、デザイン性もクオリティーも高く、色もすてき。高いイメージはあるが、手の届く価格になるのはうれしい」と話した。

　「Jimmy Choo for H&M」ではシューズ、バック、クロージングアイテム、メンズのフルコレクションを取りそろえる。シューズは、クリスタルやスタッズ、ゼブラプリントがつき、赤、青のカラーがアクセントになったタイハイブーツ、ハイヒールサンダル、グラディエーター・フラットサンダル、バレエ・パンプスなどの同ブランドの代表的なモチーフが並ぶ。スタッズやフリンジつきのデイバッグ、クラッチバッグ、シューズに合うアクセサリーも取り扱う。

　シューズブランドとのコラボレーションが初となる今回。メーンアイテムが靴、バッグ、アクセサリーのため、新しい販売システムを導入する。「Jimmy Choo for H&M」のレディスシューズ、アクセサリー、バック購入希望客先着160人にリストバンドを配布。リストバンドに記された指定時間に従い20人ずつ、店内の一角に特設するショップインショップコーナーに10分間だけ入店できる。リストバンドは他店併用不可で、同じ商品は1点のみ購入可能。レディスウエア、メンズ全商品はリストバンドなしで購入できる。

　アントンさんは「やっと、新宿が完成する。やっと都内で子ども服を展開できる。商品は毎日入荷するので、何かしら見つけていただけるはず。ぜひ来てほしい」と来店を呼びかける。

　営業時間は11時～22時。初日のオープンは12時。