新宿眼科画廊(新宿区新宿5、TEL 03-5285-8822)で7月1日、アーティスト約100人のポートフォリオを展示する「ART & PHOTO BOOK EXHIBITION 2009」が始まった。
開催は昨年の6月に続いて2回目。絵画、写真、イラスト、立体などジャンルを問わず公募し、全国から集まった約100人のポートフォリオ(作品集)を展示する。
会場では、1回目の参加者の中から完成度の高かった15人の作品なども展示する。越後妻有地域で行われる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」(7月26日~9月13日)に出展している作家、しんぞうさんや魔石愛子さんも壁面の作品展示で参加する。
同5日17時からは、キュレーターの芦川朋子さんによるトークショーとワークショップも予定。ニューヨーク大学のアート学科を卒業後、どのような経緯で今の職に就いたかを自身の経験談を交えて語る。ワークショップでは、ポートフォリオ作成のポイントを紹介。参加費は1ドリンク付きで500円。
同画廊の田中さんは「作家にとって制作の意図をより深く伝えるために、ポートフォリオがとても重要な役割を果たす。できるだけいろいろな人に見に来てもらい、意見を聞くことのできる機会にしたかったので、ジャンルを超えた募集をかけた。私たちも普段の画廊では、こんなに多くのジャンルのアーティストが集まっているのを見ることができないので、すごくいい機会。作家自身も、客観的に自分の作品と対峙(たいじ)するきっかけになれば」と話す。
営業時間は12時~20時(4日・5日は16時まで、最終日は17時まで)。今月9日まで。