夏目漱石生誕140年記念事業-新宿区立図書館で続々と

生誕140年を記念してさまざまなイベントが予定されている新宿生まれの夏目漱石

生誕140年を記念してさまざまなイベントが予定されている新宿生まれの夏目漱石

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 文豪・夏目漱石の生誕140年を記念して、新宿区立図書館(新宿区下落合1)では年末にかけてさまざまな漱石関連事業を予定している。現在は「漱石ものしり博士」と題した、漱石に関する知識を遊び心で楽しむクイズを実施中で、区立図書館全館のカウンターで問題を配布している。クイズの正解は9月15日に発表。

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 夏目漱石と新宿の縁は深く、1867年に江戸の牛込馬場下横町(現在の新宿区喜久井町)に生まれ、「漱石山房」(弁天町)で1916年に50歳で亡くなるまで、イギリス留学や伊豆での病気療養などわずかな期間以外のほとんどを新宿で過ごした。「漱石山房」では菊池寛、森鴎外、芥川竜之介などを中心とした木曜会が開かれ、芸術家達のサロンとして後世の文化に大きな影響を与えた。同所で執筆された「三四郎」「それから」「心」などは晩年の代表作となっている。

 9月9日まで、小・中・高校生を対象に「夏目漱石読書感想文・感想画」を区立図書館全館で受け付けている。

 そのほかの企画は以下の通り。「漱石ものしり博士認定試験」(中央図書館、11月4日)、記念講演「漱石の言葉」(中央図書館、12月1日)、「夏目漱石関連図書展示」(区立図書館全館、12月1日~24日)、「漱石音楽会」(中央図書館、12月8日)、「記念映画会」(中央図書館、12月8日~21日)。

新宿区立図書館

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