紀伊國屋書店新宿本店(新宿区新宿3、TEL 03-3354-0131)4階の紀伊國屋フォーラムで、5月29日から「~本の世界を彩ってきた挿し絵画家達の原画展~ JPAL紀伊國屋展2015」が開催される。主催は日本出版美術家連盟(JPAL)。
雑誌や新聞の連載小説、絵本、プラモデルの箱などに描かれた挿し絵や漫画、イラストといった「出版美術」を紹介する同展は、昨年「粋美挿画展」のタイトルで開催され好評を博した。今年は「時代物/美人画」「のりもの/陸・海・空・宙(そら)」「ファンタジー/絵物語」「ミステリー/迷宮の箱」という4つのカテゴリーを1週ごとに展示。一部の原画・書籍販売およびオリジナルイラストプリントなどの販売を行う。会場で1,000円以上の原画やグッズを購入すると、「JPAL名鑑2015」がプレゼントされる。
また今回は、弥生美術館(文京区)の協力により、「少女画報」「少年倶楽部」などの挿し絵で一世を風靡した大正・昭和の画家・高畠華宵(たかばたけ かしょう)、「火星のプリンセス」「英雄コナンシリーズ」などSF作品のイラストで知られる武部本一郎の一部原画も展示される予定。
「本に挿し絵や表紙絵が入ることによって、イメージをかき立てられ、読者にわくわくするような期待感を与えるのが最大の魅力」と話すのは、紀伊國屋書店新宿店の担当者。「昨年開催時は若い方の姿も多く見られた。(緻密に描かれた出版美術の世界が)新鮮に映るのでは」とも。
第1週は5月29日~6月4日、第2週は6月5日~11日、第3週は6月12日~18日、第4週は6月19日~25日。時間は10時~20時(第2週~4週は初日12時~、各週最終日17時終了)。入場無料。無休。