NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)(新宿区西新宿3、TEL 0120-144199)で7月30日より「ICCキッズプログラム もの みる うごく AR美術館」が開催される。
今回は、赤松正行(あかまつ まさゆき)の「ウロボロスのトーチ」「まやかしの立方体」、大石暁規(おおいし あきのり)の「スマイル・ワールド」、北村穣(きたむら ゆたか)の「モーメンツ・オブ・ブルーム」の作品のほか、白鳥啓(しらとり けい)、向井丈視(むかい たけし)、海外作家バク・ヨンヒョとの共同作品「ARの国のアリス」など、AR技術を利用して楽しめる作品が展示予定。
AR技術とは、一般的に拡張現実(Augmented Reality)の略で、カードの上にキャラクターが現われるなど、現実の光景に電子的な情報を付加して表示する技術のこと。同展ではその技術を利用し、専用端末を通して見てみるとイラストが動き出して物語のように見えはじめたりなど、実際には見えていない「もうひとつの世界」を重ね合わせた作品を見ることができる。
「この展覧会では、堅硬な一枚板の作品にとどまらず、様々に変化する創造の翼を得た新しいAR技術である『変容現実』(Alternated Reality)を体験出来る」と赤松さん。「コンピュータや映像の先端的技術を使った作品を通して、楽しみながら考える体験をしてもらえれば」とも。
開館時間は11時~18時。月曜、保守点検日(8月4日)休館。入場無料。2013年9月1日まで。