新宿東口に11月1日、馬肉ビストロとワインの店「馬か正直(ばかしょうじき)」(新宿区新宿3、TEL 03-5919-8970)がオープンした。
店舗面積は約50平方メートル、席数は30席。運営は飲食店の開業支援や経営コンサルティング、「鉄板鍋 一蓮」などを手掛けるロータスクリエイツ(渋谷区)。「馬肉ビストロ」を新業態として開業した理由について「今年7月に生レバーの提供が禁止されて以降、お客さまより生肉を楽しみたいという強い要望が数多くあった。馬は体温が高く、食中毒の原因となる菌が生きられないので、馬刺をはじめとする馬肉料理に注目した」(同社社長の布川諭さん)という。
馬肉は、主にカナダ産(一部はアルゼンチン産)のものを使用しているといい、「国産のものはブランドになっていて値が張る。リーズナブルで癖が少なく、おいしいカナダ産の馬肉を使うことで、一般的な馬肉料理店よりも安い価格帯での提供が実現できた」という。代表的なメニューは、「馬バラ肉のKETOBASHI鉄板焼」(1人前980円)、「特上馬刺し5種盛り」(2,480円)、「桜肉ユッケ」(880円)、「馬すじ煮込み」(580円)など。
馬肉料理と一緒にワインを提供するのは「馬刺といえば、焼酎などと楽しむのが一般的だが、白ワインにも合うという確信があったから」。看板メニューの「桜鉄鍋すき焼き」(1人前1,380円)のすきやきタレにはワインと相性の良い発酵食品の赤みそも使い、提供しているという。「セニョリオ デ オルデス」(グラス600円、ボトル1,880円)や「ソリマール ブランコ」(ボトル2,480円)など、「ソムリエの方と一緒に銘柄を選んでいった」という銘柄を、白と赤それぞれ10種類ずつ提供する。
コアターゲットは30代前後の男女だが、「馬肉は低脂肪で低カロリーなので、特に女性にもアピールしたい」と布川さん。今後の店舗展開については、「あまりたくさん仕入れできないので、大規模の展開は考えてないが、あと2~3店舗出店できれば」と話す。
営業時間は18時~23時30分(土曜・日曜は17時~)。