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西新宿OZONEで「イームズ展」-作品15点やパネル展示、映像上映も

チャールズ&レイ・イームズ夫妻

チャールズ&レイ・イームズ夫妻

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 西新宿のリビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)3階で12月7日より、米デザイナー、チャールズ&レイ・イームズ夫妻に関する企画展「essential EAMES(エッセンシャル イームズ)」が開催される。主催はハーマンミラージャパン(千代田区)。

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 社会が大きな変革期、いわゆる「ミッドセンチュリー」にあった時期に、建築や家具、グラフィックなどの分野で活躍したイームズ夫妻。その作品はデザインの豊かさや可能性を広めることに貢献してきたとも評価されるという。

 同展は、夫妻の孫であるイームズ・デミトリオスさんによる書籍「イームズ入門―チャールズ&レイ・イームズのデザイン原風景」を基に展開するもの。昨年9月の香港、今年1月のジャカルタに続いての開催となる。

 会場は「建築」「30年のひらめき」「おもちゃ 真剣に楽しむ 真剣に遊ぶ」「映画の壁/映画の部屋」など、14のテーマで構成。プロダクト約15点を展示するほか、イームズが制作した映像の上映、イームズの名言、レイのドローイングやファブリック、当時のイームズ・オフィスの様子が分かる写真などを数多く掲載したパネル展示を予定している。「イームズが家具だけのデザイナーではなく、建築や映画の制作、おもちゃのデザインなど幅広く活躍したことが分かる展示になっている」(同社担当者)とも。

 会場が8階からの吹き抜けとなっている構造を生かし、「上部からつるす展示を行う予定」。イームズがデザインしたハウス・オブ・カードを組み立てて遊べるようなスペースも設ける。「来年公開予定の記録映画のトレイラーを流すのは日本会場のみ」という。

 関連イベントとして、12月14日には中原慎一郎さん(ランドスケーププロダクツ社長)、降旗千賀子さん(目黒区美術館学芸主査)、太刀川英輔さん(NOSIGNER代表/「OLIVE PROJECT」代表)をスピーカーに、加藤孝司さん(デザインジャーナリスト)をファシリテーターに招いた「コラボレーション・イームズ-チャールズ&レイ・イームズが考えたことをめぐって」と題したセミナーを開催する。開催時間は19時~20時30分。参加費=1,000円(1ドリンク付き)。予約定員制で先着60人。

 「ファンや、建築・デザイン・フィルムに興味がある方はもちろん、今まで日本で開催されたイームズ展をご覧にならなかった方や若い方を中心に、ぜひ多くの方にご来場いただきたい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時30分~19時。水曜休館(祝日を除く)。入場無料。2013年1月15日まで。

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