新宿の文化学園服飾博物館(渋谷区代々木3、TEL 03-3299-2387)で7月6日より、「アフリカの染織」が開催される。
独自の美意識と創造性により作られてきたというアフリカの染織を地域別に紹介する同展。開催について、「近年では、アフリカの穏やかではない情報ばかりがニュースで取り上げられることが多く、私たちの意識からは遠い存在に映るが、アフリカで育まれた染織品からは色彩感覚や染織技術にオリジナリティーが感じられる。展示を通してアフリカの魅力に触れ、新たなイメージを持ってもらえれば」と同館の川上綾さん。
期間中、イスラムとヨーロッパの要素が調和したモロッコやチュニジアの衣装や、マリの泥染め、コンゴ民主共和国のラフィア糸の織物、ウガンダの樹皮をたたいて延ばした不織布など、アフリカ25カ国の染織品約100点を展示する。会場には、「布や素材に触れるコーナー」も設ける。「アフリカ独特の素材の違いや感触を試してほしい」とも。
開館時間は10時~16時30分(7月13日、8月31日、9月14日は19時まで)。休館日は日曜、祝日(ただし8月5日・26日は開館)、夏期休館は8月12日~19日。入館料は一般=500円、大高学生=300円、小中学生=200円。7月21日、9月1日にはギャラリートークも予定(先着30人)。9月21日まで。